大塚商会オリジナル商材としてPCワンストップサービスを提供
オフィスのIT化への対応は、PCに関する悩みやトラブルに一元対応する新サービスの創出にもつながっている。その代表的なものとして、電話窓口対応、リモートサポート、エンジニア訪問による復旧や修理に一元的に対応する大塚商会「たよれーる」の「PCワンストップサービス」がある。同サービスの取り扱いを開始した大塚商会BP事業部はその反応を見て、大塚商会オリジナルのサービス商材を積極的に手掛けることを計画している。
中小企業のヘルプデスク機能を確実・スムーズに代行
業務のデジタル化やPCの普及は、ビジネスの生産性向上に大きな役割を果たしてきた。その一方で、あらゆる業務にPCが不可欠になったことは新たな負荷になってきている。
振り返ると、1900年代のオフィスの主役は、事務処理に特化する形で開発が進んだオフコンだった。ハードウェア・ソフトウェア共にメーカー独自の仕様でつくられたオフコンは、専任オペレーターが入力を担当するなど、今日のような平準化されたシステムとはまったく異なる形で運用されてきた。もちろん並行してPCの普及も進んでいたが、ビジネスにPCを利用するのは、ある程度の専門知識を持っていることが前提だった。
その後訪れたのが、PCの性能向上・低価格化に伴う、ダウンサイジングされたPCシステムへの移行だった。Windows OSを前提にするオフィスのIT化は、インターネットの普及と相まって、オフィスにおけるPC普及を一気に進展させることにつながった。ひとり一台のPCが常識化する中、浮上してきたのがWindows OSやオフィスソフトの操作に関するユーザーの問い合わせに対応するヘルプデスク機能の重要性だった。
その背景には、専門知識を必要とせず誰でも使える道具へとPCが進化する中、従業員のコンピュータ・リテラシー教育にコストと時間を注ぐよりも、その都度、必要な支援を行うほうが効率的という企業側の判断もあった。とはいえ、すべての企業が専任の情シス担当、ヘルプデスク担当が置けるわけではない。本来業務を別にする情シス担当がヘルプデスクを担う企業の場合、問い合わせレスポンスの遅さなど、ユーザーの不満が募ることも珍しくない。また、PC・オフィスソフトのリセラーにヘルプデスクの役割を期待されることも目立つ。信頼醸成と手離れのいいビジネスのはざまで、そのバランスに悩むパートナー様も少なくないはずだ。
そこで、ぜひ注目したいのが、大塚商会が「たよれーる」サービスの一環として提供する「PCワンストップサービス」である。
電話対応、リモートサポート、訪問による復旧や修理に加え、
なお「PCワンストップサービス」のサポート拠点は、東京・江東区にある。トレーニングを積んだ日本人スタッフが対応するため、グローバルベンダーのサポートでよく耳にする日本語コミュニケーションに関する問題の心配はない。
大塚商会BP事業部は、直販部門が国内の中小企業と向き合いながら培ってきた「たよれーる」をはじめとする同社オリジナルサービスを今後も積極的に提供することを計画している。第一弾として手掛ける「PCワンストップサービス」は、「たよれーる」の中でも最もユーザー評価が高いサービスの一つ。エンドユーザーの課題解決に、そして将来性ある新商材としてぜひ注目したい。