毎月2回、ITビジネスの最新情報を提供するBPオンラインセミナー。10月はGIGAスクール構想、テレワークにも最適なVDIソリューション、そして自律走行可能なテレプレゼンスロボットをテーマに、ベンダーの第一線の担当者によるセミナーが行われた。ここでは、そのサマリーを紹介していきたい。
GIGAスクール構想におけるHP Chrome Bookの強み

10月14日のセミナーの主要テーマは、大きな注目を集めるGIGAスクール構想。セッション1は、株式会社日本HP パートナー営業統括 第一営業本部 第一営業部の福森 一世氏が、仕様縛りという観点からHP Chrome Bookの特長を解説した。
ビジネスITを主戦場とするパートナー様は、分野の異なる文教案件は手を出しにくいカテゴリーといえるだろう。だが、
日本HPが提供するGIGAスクール端末は、Windows 10端末1種、Chrome
Book端末2種の計3種。今回のテーマであるChrome Bookによる仕様縛りにおいて、特に注目したいポイントは以下の4点。1つ目は

セッション2は、チエル株式会社 プロダクト営業グループ プロダクト営業部 高杉 聡美氏にバトンタッチされ、管理コンソール運用支援ツール「InterCLASS Console Support」の機能が具体的に紹介された。
クラウド利用を前提とするGIGAスクールでは、児童生徒一人ひとりへのアカウント配付が必要になる。アカウントは個人識別のため入学年度や学籍番号などを組み合わせることが一般的だが、キーボード操作に慣れない児童生徒の場合、ログインに多くの時間が費やされることが懸念される。同ツールの第一のポイントは、
課題の作成、配布・回収、採点などをペーパーレスで行うGoogle Classroom管理の省力化も注目したいポイントだ。Google Classroomの通常設定は、学習者を招待し承諾を得るプロセスが必要になる。長期休養中の児童生徒の登録が難しいという問題が懸念されているが、同ツールであれば
テレワークとも親和性が高いバーチャルモビリティ

10月28日のセッション1に登場したのは、今年8月のオンラインセミナーでも紹介され大きな注目を集めたパーソナルロボット「temi」。株式会社hapi-robo st事業開発担当 取締役 執行役員の土居 昌博氏による事例を含めた詳細な解説が行われた。
搭載カメラとディスプレイを通して遠隔地の会議などに参加できる「temi」はテレプレゼンスロボットに分類できるが、同社はこれをバーチャルモビリティと呼ぶ。自律走行機能により、
例えば、オリジナルの海外旅行プランを提供する旅行代理店の場合、店舗スタッフに高い専門性が求められる。ところが人材は限られているという課題があった。「temi」を店舗に配置することで一人のスタッフが複数店舗をカバーすることも可能になる。さらに来店者の対応を「temi」で行えば、店舗の無人化も可能になる。
セミナーでは、今年6月に二子玉川蔦屋家電で行った「temi」を使った無人店舗実験が紹介された。タブレット端末による一般的なオンライン接客と違い、

セッション2では、「VDIに最適なHPEソリューション」をテーマに日本ヒューレット・パッカード株式会社 パートナー営業統括本部 第一営業部 瀧澤 花衣氏によるセミナーが配信された。
テレワークの普及に伴いVDIが注目されているが、その構成には2つの方法がある。
そこでコストを抑えたフルクローン移行手段として注目したいのが日本ヒューレット・パッカードのHCIであるSimpliVityだ。その最大のポイントは
VDIは100~200ユーザー程度の規模では、イニシャルコストのメリットが見えにくい。それ以外では端末管理が不要になることによる、
なお同日は、講師に加え、BP事業部スタッフもリモートワークでセミナーを運営する初の試みとなった。ほんの1年前は夢物語のようだった働き方が次々と現実になる今、新情報へのアクセスはこれまで以上に重要になるはずだ。ITビジネスに関する新情報収集にはBPオンラインセミナーをぜひ活用したい。