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Oracle Real Application Clusters

Oracle Real Application Clusters(RAC)は、高可用性とリニアなスケーラビリティを両立させたオラクルの新世代クラスタ・システムであり、高い信頼性と管理性を持ちます。エンタープライズ・グリッド・コンピューティングを支える基盤技術です。
Oracle Database 10g Release 2では、クラスタウェアの標準搭載やサービスの概念の導入によるワークロード管理などにより、管理の複雑さを大幅に解消しながら、パフォーマンスとスケーラビリティを大幅に向上させています。

特徴

ワークロード管理の自動化

Oracle RACでは、グリッド・コンピューティングを実現するためのワークロード管理機能が実装されています。アプリケーションをサービスとして定義し、処理リソースを必要に応じて動的にサービスに割り当てることが可能です。サービスに対してルールを定義することで、細かなビジネス・ニーズに応じた処理リソースの配置を実現します。

比類なきスケーラビリティ

Oracle RACは、グリッド・コンピューティングを支える基盤技術です。エンタープライズ・グリッド環境にも耐えうるスケーラビリティを実現する設計で、100ノードを超えるクラスタを構成することが可能になっています。

従来のクラスタシステムの常識を超えた至高のクラスタ技術

Oracle RACは、高可用性で10年以上の経験と実績を誇るオラクル社の共有ディスク・クラスタ技術をベースとして、各ノード(サーバ)間を高速に同期させるCache Fusion技術を実装しました。他社のデータベースが実装している非共有ディスク・クラスタ技術と異なり、データの再配置やアプリケーションの変更なしにクラスタのノード追加が行えるほか、1つのノードに障害が発生しても処理が停止することはありません。

クラスタウェアの標準搭載と管理の統合

Oracle RACのためのクラスタウェアとしてOracle Clusterwareを標準で搭載し、管理を統合化しました。クラスタの管理・接続、メッセージ交換とロック、サービス提供フレームワークなどがすべてのプラットフォームにおいて一貫して行えるため、容易な管理を実現します。またOracle ClusterwareはClusterware APIを提供し、RAC以外のアプリケーションに関しても高可用性を提供します。

開発会社

日本オラクル株式会社