ネットワーク機器
Wi-Fi6(11ax)に対応した無線LANルーター親機
バッファロー
WSR-3200AX4S-BK
掲載日:2020/12/23
新型コロナウイルスの流行によりワークスタイルが多様化した現在、これまで以上に通信環境が生産性を左右している。また、ストレスなくリモートワークやオンラインミーティングを行える通信環境を、オフィス内だけでなく、宿泊施設や飲食店などにも求められるようになってきた。その一方で、動画をはじめとしたデータの大容量化が進んでいる。ビジネスや顧客サービスに使用する通信機器は、適切なタイミングで更新していきたい。
Wi-Fi6、OFDMA、MU-MIMOで
複数台の同時接続時でも快適に通信
バッファローの『WSR-3200AX4S-BK』は、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応したWi-Fiルーター親機だ。Wi-Fi6は現在使用されているWi-Fi5の通信速度が6900Mbpsであるのに対し、最大で9600Mbpsと約1.4倍の高速通信が可能だ。
また、Wi-Fi6には「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」技術が採用されている。OFDMAにより、複数の端末が同時に接続する場合でも、ユーザーがつながりにくい、通信が遅いと感じることがない快適な環境を実現できる。
さらに、「MU-MIMO」も複数端末の同時接続をスムーズにする機能だ。通信している端末に電波を集中するビームフォーミングにより、電波干渉を抑えながら、複数の端末との同時通信を可能にしている。
ただし、端末側でもMU-MIMOに対応している必要がある。同製品の通信可能範囲は戸建てで3階分、マンションでは4LDKだ。SOHOや部署単位での導入や、カフェなどでの活用を提案していただきたい。
セキュリティ機能を搭載
専用アプリで各種設定が可能
『WSR-3200AX4S-BK』にはセキュリティ機能が搭載されている。搭載されているKaspersky社の「ネット脅威ブロッカー ベーシック」には、ウイルス感染や不正な接続が疑われる機器のインターネット通信を遮断する「情報漏洩ブロック」や「危険UPnPブロック」、マルウェア・ランサムウェア・フィッシングサイトなどのインターネット上の脅威から守る「悪質サイトブロック」などの機能が搭載されているので、カフェなどで顧客向けのサービスとして利用する場合にも安心だ。
また、専用アプリを利用すれば、同梱のQRコードを読み取り、ガイドに従うだけでインターネットを利用するための設定が行える。
専門知識がなくても設定可能なので、IT担当者が現場に出向く必要がない点は、新型コロナウイルス流行の終息が見えない現状では嬉しい点だろう。
主な機能
無線LANインターフェイス |
【伝送方式】 【周波数範囲(チャンネル)】※1 【準拠規格(最大転送速度)】※2 【セキュリティ】 【アンテナ】 【アクセスモード】 |
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外形寸法(W×D×H) | 37.5×160×160mm (突起部を除く) |
質量(本体のみ) | 約390g |
保証期間 | 1年間 |
※1 電波法によりW52/53は屋外使用禁止です。
※2 表示の数値は理論上の最大値であり、実際の転送速度を示すものではありません。
※3 Pv4 over IPv6での通信はOCNバーチャルコネクト、v6プラス、IPv6オプション、transix、クロスパスに対応しています。動作サービス確認はメーカーサイトからご確認下さい。