Arcserve Japanの『Arcserve UDP Cloud Direct - 1TB（マルチテナントサービス）』は、自然災害などによるサイト障害からデータを守り、システムを継続利用するためのクラウドサービスだ。

バックアップに必要なソフトウェアなども併せて提供されるので、ユーザーはサービスを契約するだけで、すぐにバックアップを開始できる。

ユーザーのPCやサーバーのデータはすべてクラウド上にバックアップされるだけでなく、復旧機能や管理機能もクラウドで提供されているので、ユーザーは新たにバックアップサーバーを用意するなどの手間が必要ない。

また、企業向けのバックアップというと、災害や外部からの攻撃によるシステムダウンに備えたBCP（事業継続）対策の一つと考えられがちだ。しかし、たとえば複数拠点のサーバーのデータや、監視カメラのデータをバックアップしたい場合なども、同サービスであれば、手間をかけずにバックアップすることが可能だ。

『Arcserve UDP Cloud Direct - 1TB（マルチテナントサービス）』は、バックアップサーバーの準備が不要なだけでなく、さまざまなコスト削減につながるサービスが用意されている。

まず、運用コストだが、バックアップの管理はクラウドサービスを提供するArcserve Japanが行うので、ユーザーがメンテナンスを行う必要がない。専門知識を持つ人材が確保できないという企業には朗報だ。

また、クラウドサービスでは、使用したストレージの容量や通信量に応じて課金される場合が多いが、同サービスではストレージは年額料金で、ネットワーク転送量への課金もない。従量課金のため、予想外のコストが必要になるといった事態が生じないのは、予算を策定する担当者には嬉しい点だろう。

同サービスには、クラウドにバックアップして万一の際にデータをリストアする「Backup as a Service」と、クラウド内で業務を継続できる「Disaster Recovery as a Service」の二つのサービスが用意されている。ユーザーのニーズに合わせて提案して欲しい。