NAS・ストレージ

シンプルで高機能、低コストで運用できる中小向けストレージ

日本ヒューレット・パッカード HPE MSA Gen6 Storage

掲載日:2020/12/23

多くの中小・中堅企業はサーバーにかけられる予算が限られており、事業規模に見合った製品選びが求められる。しかしプロジェクトの拡大に応じた機能拡張など、伸びしろは残しておきたいところ。日本ヒューレット・パッカードのHPE MSA Gen6 Storageは、こうした要求に応えられる製品だ。シンプルで低コストながら、高い信頼性と機能性を備えており、容量増大のニーズに応じた拡張も可能となっている。

エントリーレベルの価格帯で
高度なストレージを構築可能

HPE MSA Gen6 Storageは、中小・中堅企業のサーバーに適したストレージソリューションだ。低コストと拡張性を両立しており、パフォーマンスと容量増大のニーズに応じた拡張を可能としている。

新世代となるこのバージョンでは、自動階層化機能によるアプリケーションの高速化をはじめに、多くの新機能を実装。コストパフォーマンスをさらに向上している。

新機能の「ハンズフリーティアリング」では、パフォーマンスの向上と低レイテンシーにより、ワークロードの効率化が可能だ。HDDのみの構成との比較で2〜4倍に相当するパフォーマンスを実現。

最も重要なデータをリアルタイムで最速のメディアに移動させる仕組みで、ワークロードのニーズに応じてSSDのパフォーマンスとHDDの容量を効果的に最大化できる。

データ保護機能「MSA Data Protection Plus(MSA DP+)」もあり、ドライブに障害が発生した際もリビルド作業を25倍に高速化。また、強化された「MSA Health Checkツール」機能により、ローカルでの管理コストの削減や、ユーザーエクスペリエンスの向上と可用性の最大化を実現している。

さらに、オンデマンドバックアップサービス「HPE Cloud Volumes Backup」を利用することで、クラウドベースのデータ保護をシンプルかつ低価格に導入しコストを削減可能だ。

事業規模に合わせて
適切なモデルを選択可能

シリーズの主なラインアップは、「MSA 2060」と「MSA 1060」の2系統で、前者は32万5,000IOPS(1秒あたりに処理できるI/Oアクセス数)を実現する上位機種となっている。

容量は921TB(SSDのみ)と1.92PB(HDDのみ)の2種類があり、それぞれ16Gb FCや10GbE iSCSI、12Gb SASといったコントローラーモジュールタイプの異なるモデルが用意されている。

「MSA 1060」はIOPSが15万4,000の下位機種で、ストレージも368TBのSSDのみ。それでも他の機能面で遜色はなく、コストパフォーマンスは優秀だ。お客様のニーズに合わせてご提案いただきたい。

主な機能

プロセッサー名 インテル
プロセッサー数 標準1基のプロセッサー
メモリ容量 64GB(UDIMM)
内蔵ハードドライブ 標準搭載なし、2.5型ディスクドライブ最大6台(ホットプラグ)、または3.5型ディスクドライブ最大2台(ホットプラグ/ノンホットプラグ)
拡張スロット 合計2個の拡張スロット(ロープロファイル/ハーフレングスPCI Express Gen3 x8 (x8 コネクター)×1、
フルハイト/ハーフレングスPCI Express Gen3 x8 (x16 コネクター)×1)、
Smartアレイ専用スロット
筐体 1Uラックマウント型
ディスク コントローラー Smart アレイS100iコントローラー標準搭載、Smart アレイP408i などへアップグレード可能
外形寸法(W×D×H) 44×434×424 mm
質量 7.9Kg
保証期間 3年間翌営業日オンサイトサービス、3年間パーツ保証

※上記以外の製品についてはメーカーサイトをご参照ください