ネットワーク機器
可動式アンテナを搭載したWi-Fi 6ルーター
アイ・オー・データ機器
WN-DEAX1800GR
掲載日:2021/02/02
オフィス内や商業施設はもちろんのこと、リモートワークが急速に広がった現在では、自宅のWi-Fi環境が業務効率に大きな影響を与える。リモート会議を行う場合など、通信速度が不十分では映像や音声が途切れたりするため、スムーズなコミュニケーションの障害となる。また、大容量のファイルのやりとりに時間がかかるようでは、作業効率が低下するだけでなく、ストレスの原因にもなる。そこで重要になるのがルーターの選び方だ。
1201MbpsのWi-Fi 6に対応
アイ・オー・データ機器の『WN-DEAX1800GR』はWi-Fi 6(IEEE802.1ax)に対応したWi-Fiルーターだ。
Wi-Fi 6の通信速度は規格値で、5GHzでは最大1,201Mbps、2.4GHzでは最大574Mbpsの高速通信が可能だ。これは従来のWi-Fi 5と比較すると5GHzで約1.4倍の高速通信になる。
Wi-Fi 6の導入メリットは通信速度だけではない。複数の端末と同時に通信する「MU-MIMO」はダウンストリームに加え、アップストリームにも対応している。複数端末が同時に接続する場合でも、通信速度の低下を心配する必要がない。
また、「Target Wake Time(TWT)」機能にも対応しているので、端末の消費電力を節約することが可能だ。なお、MU-MIMOもTWTも端末側が対応している必要がある点は留意しておきたい。
電波が飛ぶ方向を自由に設定
『WN-DEAX1800GR』には可動式のアンテナが搭載されていて、Wi-Fi電波を好きな方向に飛ばすことが可能になっている。
たとえばアンテナを垂直に立てた状態では、電波は水平方向に飛ぶ。オフィスや店舗などのワンフロアをカバーする際に好適だ。
アンテナを水平に倒すことで、上下方向に電波を飛ばすことも可能だ。1階と2階にオフィスがある場合や、在宅勤務などで利用すれば、1台のルーターで快適な通信環境を実現できるだろう。
同製品は、目に見えないWi-Fi電波の強さを可視化できるアプリ「Wi-Fiミレル」にも対応している。オフィスなどの平面図を登録しておくことで、電波の強さの測定結果をヒートマップとして表示する仕組みだ。
このアプリを利用すれば、特殊な機材や専門知識がなくても、最適な位置にルーターを設置することができるようになる。
主な仕様
型番 | WN-DEAX1800GR |
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対応機種 | 有線または、無線LANインターフェイスを有したWindowsパソコン、Mac |
対応OS | Windows 10※1 macOS 10.15~11 iOS 13.0~14.0 iPadOS 13.0~14.0 Android 8.0~11.0 Chrome OS |
対応ブラウザ | Internet Explorer 11、Edge、Chrome for Android、 Safari 13 for Mac OS、Safari for iOS、Safari for iPadOS、Chrome for ChromeOS |
無線LAN規格 | IEEE802.11ax Draft、IEEE802.11ac、IEEE802.11n、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11b |
通信周波数 | 2.4GHz帯、5GHz帯(W52/W53/W56) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
外形寸法(W×D×H) | 縦置き専用:約70×145×245mm ※アンテナ直立状態、スタンド含む、突起部含まず |
質量 | 約340g (本体のみ、スタンド含む) |
保証期間 | 3年保証※2 |
※1 Windows 10(Sモード)には対応しておりません
※2 ユーザー登録(無料)が必要です。(通常1年保証)