ノート

テレワークに適した薄型軽量のシンクライアント型ノートPC

富士通
FUTRO U9311M

掲載日:2021/02/22

富士通 FUTRO U9311M

新型コロナウイルスによってテレワークの普及が一気に加速された。働き方改革の推進もあり、業務を行う場所がオフィスに限られない働き方は定着していくことだろう。その際に必要なのが、テレワークに適した作業環境の整備だ。中でも、セキュアな環境でテレワークを行えるノートPCの導入は喫緊の課題といえる。情報漏洩リスクが高くなる、オフィス以外でのノートPCの使用には、さまざまなセキュリティ対策を施しておきたい。

薄型軽量で、持ち運びやすい

富士通の『FUTRO U9311M』は13.3型ワイド ウルトラ・スリムモバイルモデルのシンクライアント ノートPCだ。自宅やシェアオフィスなどでテレワークを行う場合、ノートPCを持ち運ぶ必要があるが、同製品は同社従来製品と比較して筐体サイズを92.3%と小型化したため、カバンに楽々入るコンパクト設計だ。

落下や加圧などによる堅牢性を保ちつつ、標準バッテリーを搭載した場合の質量は約738g※(大容量モデル搭載の無線WANモデルは約908g)と軽さを実現し、モビリティ性能を向上させている。
※標準バッテリー搭載時。平均値のため、各製品で質量が異なる場合があります。

本体は厚みを約15.5mmに抑えながらも有線LANなどのインターフェースを搭載しているので、有線接続できる環境では安定した通信が可能だ。

また、テレワークではオンライン会議が行われる機会が多い。同製品には、物理的にシャッターを閉じて意図しない映り込みを防げるプライバシーカメラシャッターを備えたWebカメラを搭載することも可能だ。そのほかにもオプションでUSB Type-C接続ポートリプリケータが用意されているので、周辺機器との接続で困ることはないだろう。

生体認証などでセキュリティ確保

テレワークで気になるのがセキュリティ機能だが、『FUTRO U9311M』にはシンクライアントへの対応に加え、さまざまな認証に対応した「AuthConductor Client Basic」が標準で添付されている。

強固なセキュリティ対策として仮想環境を導入しても、本人認証の手段がパスワードだけでは「なりすまし」のリスクがあるため不正使用を確実に防ぐことはできないが、同製品であれば、標準搭載されている指紋センサーによるもののほか、カスタムメイドで手のひら静脈、顔で認証できるので、第三者による不正使用を防止でき、より高いセキュリティ環境を実現する。

また、シェアオフィスなどで作業する場合には、第三者の「のぞき見」による情報漏洩リスクがあるが、カスタムメイドで「のぞき見防止専用プライバシーフィルター」を搭載することが可能だ。フィルターは簡単に着脱可能なので、自宅やオフィス以外で作業を行うときにだけ使用するといった使い方ができる。

これまでは、とりあえず既存のIT資産でテレワークに対応してきた企業も、今後はテレワークに適した設備投資が必要になる。ぜひ同製品の導入をおすすめしていただきたい。

主な仕様

製品名 FUJITSU Thin Client FUTRO U9311M
型番 FMVC13001
オペレーティングシステム Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC(64ビット)
プロセッサー/コア数 インテル® Celeron® プロセッサー 6305(1.80GHz)/2
メモリ 標準4GB(オンボード)/最大8GB(オンボード)(LPDDR4X-3733)※1
ストレージ OS/アプリ搭載用内蔵フラッシュメモリ128GB※2
インターフェイス

【外部ディスプレイ】
HDMI出力端子×1

【オーディオ】
Φ3.5mmステレオ・ミニジャック
(マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子)
(出荷時ヘッドホンまたはヘッドセット)※3

【LAN】
RJ-45

【USB】※4
Type-A:USB 3.2(Gen1)×2
Type-C:USB 3.2(Gen2)( DisplayPort Alternate Mode対応)×2 ※5

外形寸法(W×D×H) 307×197×15.5mm (突起部含まず)
質量 約738g※6

※1 最大メモリはカスタムメイドで変更が可能です。お客様の使用環境で事前検証した上でメモリサイズをお決めください。U9311Mは、工場出荷後に交換・追加はできません。詳細はメーカーサイトにてご確認ください

※2 FUTROは仮想環境接続専用端末のため、パソコンのようにOFFICEアプリなどをインストールしての使用に関し、動作保証するものではありません。すべてのOSの更新プログラム(Quality Update)に対し、必要な容量を保証するものではありません。(シンクライアントのOS更新プログラムの運用はお客様のセキュリティポリシー次第になります)

※3 OS上の設定により変更可能です。

※4 すべてのUSB対応機器の動作を保証するものではありません。

※5 最大5V/1.5A給電です。USB Power Delivery対応機器への充電が可能です。ただし、すべての対応機器の動作を保証するものではありません。7.5W以上(5V/1.5A以上、電圧は5Vまたは20V)を供給可能なUSB Power Delivery対応機器であれば、本体に充電が可能です。ただし、すべての対応機器の動作を保証するものではありません。状況によっては消費電力が給電速度を上回るケースがあります。本体を使用しながら本体に充電する場合は、45W(20V/2.25A)以上を供給可能なものが必要です。

※6 大容量バッテリー搭載時はU9311Mは約129g増加します。