『LCD-M4K551EQB』は、4K（3,840×2,160ピクセル）対応・55型（可視領域54.6型）のワイド液晶ディスプレイだ。Quantum dot（量子ドット）技術を搭載、豊かな色表現を実現した。色の再現性が高く、色域も一般的なディスプレイより20％広いので、色鮮やかな映像を映し出せる。なお、本製品の生産形態は受注生産となっている。

パネルには上下左右178度と、広視野角なADS（Advanced super Dimension Switch）を採用。見る位置や角度による色やコントラストの変化が少ないため、どこから見ても鮮明な映像を映し出す。

500cd/m2と輝度が高く、明るい部屋でも見やすいという利点に加え、DisplayPortやHDMI（4K/60Hz、HDCP2.2）、アナログRGBなど、入力端子も豊富。10W＋10Wのステレオスピーカーもあり、AV用途やサイネージに最適だ。

HDR（ハイダイナミックレンジ）信号にも対応しているため、Ultra HDブルーレイプレーヤーの再生もできる。リモコンによるダイレクトな操作も可能で、使い勝手も良い。

標準でタイマー機能を備えており、曜日ごとに稼働時間を設定可能。同社製のminiPC（MPC-WE1シリーズ）と組み合わせれば、ディスプレイとPCの電源ON/OFFを連動させることもできる。オプションにはコンパクトなAndroid STBも用意されているので、最小限のスペースでサイネージを運用できる。

バックライトのちらつきをなくし、目の負担をやわらげる「フリッカーレス」をはじめ、目の負担への配慮した設計も特長の一つ。目の疲れの原因とされるブルーライト（青色光）を抑える「ブルーリダクション2」もあり、自然な色味を保持しつつ負担を抑えることが可能となっている。

『LCD-M4K551EQB』は高性能で、特にサイネージ向けにご提案いただきたい製品だ。転倒防止金具やいたずら防止用の「OSDロック」、本体のボタンを隠せるシールも標準添付するなど、運用時の細々なトラブルにも配慮されている。