セキュリティ
メールの“脱ZIP”を実現する高度なフィルタリング
デジタルアーツ
m-FILTER@Cloud
[暗号化強固オプション]
掲載日:2021/04/13
多くの企業や団体で採用されてきた、添付ファイルのZIP暗号化だが、かえってセキュリティリスクが生まれる問題から、デジタル庁が廃止の方針を打ち出している。その代替手段として、デジタルアーツはメールセキュリティサービス『m-FILTER』に、暗号化強固オプションの提供を開始した。ZIPファイルの内容を検査して安全性が確認できた場合のみ受信。送信時も自動で暗号化を処理し、パスワードによらないセキュリティを実現する。
PPAPが抱える問題点とは
メールセキュリティサービス『m-FILTER』の新機能「暗号化強固オプション」は、いわゆるPPAP問題の解決手段だ。
PPAPとは、パスワード付きZIPファイルとそのパスワードを、2通のメールに分けて送信する行為を表す造語。メールが2通とも傍受される状況では、セキュリティとしてそもそも機能しない。
また、パスワード付きZIPファイルはメール受信時のマルウェア検査を迂回させるなど、むしろセキュリティリスクを高めてしまう。現に、マルウェアをパスワード付きZIPファイルで送り、ユーザーに解凍させて感染させようとする「Emotet」や「IcedID」の被害が多く発生していた。
これらの問題から、近年はデジタル庁が廃止の方針を発表するなど、禁止の機運が高まるPPAP。その対策としてデジタルアーツが打ち出したのが、この新機能だ。
パスワード管理の負担を軽減
『m-FILTER』は、パスワード付きZIPファイルが添付されている受信メールを、自動で一旦隔離する。
受信者が送信者から受け取ったパスワードを入力すると、ファイルの内容を『m-FILTER』が自動でチェック。安全なファイルのみを受信者に渡し、危険なファイルがあった場合は隔離してくれる。
『m-FILTER』の「暗号化強固オプション」を併用すれば、送信の際もファイルを安全に扱える。添付ファイルを自動的にパスワードレスで暗号化して送信。ファイルは権限所持者しか開封・閲覧できないうえ、権限は送信後も変更可能と、徹底した情報漏洩対策ができる。
パスワードに頼らずにセキュリティを確保できる『m-FILTER』は、送受信者双方の負担を軽減することが可能だ。脱・パスワード付きZIPを実現できる製品として、ぜひおすすめいただきたい。
主な仕様
製品名 | m-FILTER@Cloud |
---|---|
型番 | MCFGNN0010 |
対応OS | 指定なし |
製品名 | m-FILTER@Cloud MailFilter & Anti-Spam |
型番 | MCLFNN00010 |
対応OS | 指定なし |
製品名 | m-FILTER@Cloud 誤送信対策版 |
型番 | MCLKNN00010 |
対応OS | 指定なし |
製品名 | 暗号化強固オプション |
型番 | MCFGNN00010 |
対応OS | 指定なし |