ネットワーク機器

Wi-Fi 6に対応し通信エリアを拡張できる中継機

バッファロー
WEX-1800AX4

掲載日:2021/04/27

バッファロー WEX-1800AX4

テレワークをはじめとしたワークスタイルの多様化は、快適なWi-Fi環境のニーズを押し上げている。家族のいない部屋に移動してオンライン会議に参加するためには、安定した通信環境が必須の条件となる。カフェなどでも、席によって通信環境が異なることは、店の売り上げや評判にとって好ましいことではない。しかし、既にWi-Fiルーターが設置されているのであれば、Wi-Fi中継機を活用することで通信環境の課題を解決できる。

Wi-Fi 6非対応機器も快適

バッファローの『WEX-1800AX4』は、最新規格のWi-Fi 6(11ax)4ストリーム(2×2+2×2)に対応したWi-Fi中継機だ。

従来規格の5GHz(11ax/ac/n/a)と比較して理論値で約1.39倍、2.4GHz(11ax/n/g/b)と比較して理論値で約1.91倍の高速通信が、中継先の端末で利用できる。

また、通信速度や安定性を向上させる「ビームフォーミング」に対応しているので、室内を移動するスマートフォンでも最適に接続でき、安定した通信が可能だ。

さらに同製品では「親機-中継機」と「中継機-子機」の通信に、異なる周波数を使用するデュアルバンド同時接続方式を採用している。そのため、複数機器の同時接続時や中継先の端末でも、通信速度が低下することはない。

もちろん、Wi-Fi 5(11ac)やそれ以前の無線規格にも対応しているので、同製品により拡張されたWi-Fiエリアであれば、Wi-Fi 6非対応機器でも快適にネットワークに接続することが可能だ。

適切な場所に設置できる

Wi-Fi中継機を設置する場合、悩ましいのがその設置場所だ。

目に見えない電波の状況を確認するには手間がかかるが、『WEX-1800AX4』には親機、中継機、子機の通信状態が分かるスマートフォン用アプリ「StationRadar」が用意されている。アプリの中継機設置ガイドによりひと目で通信状態を確認できるため、最適な場所に中継機を設置することが可能だ。

さらに、同製品はコンセント直挿しタイプなので、設置の手間もかからない。

筐体がスリムなので、標準の2個口コンセントの場合であれば、上のポートを塞ぐことなく設置できるのも嬉しい点だ。コンセント直挿し設置以外にも、AV機器との有線接続など据え置き設置も可能で、ユーザーの環境に応じて好きな設置方法を選べる。

接続するスマートフォンなどの端末の再設定は不要で、同製品とWi-FiルーターのWPSボタンを押すだけで設定完了。使用していたWi-Fiルーターの設定を引き継ぐので、今まで使っていたスマートフォンやタブレット、パソコンなどのWi-Fi対応機器の設定を変更する必要がない。

専門知識がなくても簡単に設置・設定できるのは、ウィズコロナ時代のIT担当者には朗報といえるだろう。

主な仕様

型番 WEX-1800AX4
対応情報 対応OSなどの対応情報は、メーカーサイトからご確認いただけます。
無線LANインターフェース 準拠規格 IEEE802.11ax /IEEE802.11ac / IEEE802.11n / IEEE802.11a / IEEE802.11g / IEEE802.11b / ARIB STD-T71(5GHz帯小電力データ通信システム)/ ARIB STD-T66(2.4GHz帯小電力データ通信システム)
データ転送速度(理論値) 最大1201Mbps(IEEE802.11ax / 5GHz)、最大866Mbps(IEEE802.11ac)、最大573Mbps (IEEE802.11ax / 2.4GHz)、最大300Mbps(IEEE802.11n)、最大54Mbps(IEEE802.11a、IEEE802.11g)、最大11Mbps(IEEE802.11b)
有線LANインターフェース 規格 IEEE802.3ab(1000BASE-T)、IEEE802.3u(100BASE-TX)、IEEE802.3(10BASE-T)
対応プロトコル TCP/IP
データ転送速度 1000/100/10Mbps×1(自動認識)
電源 AC100V 50/60Hz
最大消費電力 11.3W
外形寸法(W×D×H) 85×141×33mm ※本体のみ(突起部除く)
質量 約230g
保証期間 1年間