リモートシステム
オフィスのPCの起動・遠隔操作をリモートで
RSUPPORT
RemoteView・RemoteWOL
掲載日:2021/05/11
新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークを採用する企業が一気に増大した。企業はBYOD(社員の個人スマートデバイスの業務活用)やWeb会議サービスなどを駆使して、この急激な変化になんとか対応してきた。その一方で、オフィスにあるPCの電源をオン・オフするために、出社する必要があるといった声も少なくない。そこで活用したいのが、オフィスのPCをリモートコントロールするためのソリューションだ。
画面共有や遠隔操作も可能
RSUPPORTの『RemoteView』と『RemoteWOL』は、オフィスのPCを外部からコントロールするためのソリューション。
『RemoteView』は社外からオフィスにあるPCの遠隔操作を可能にするリモートサービスだ。同サービスを利用すれば、異なるOSであっても、CADなどの大容量データをストレスなくリモート操作することが可能になる。
オフィスにあるPCにインストールされているソフトでなければ業務を行えない、といった問題が解決できるので、これまでテレワークが行えなかった部門でもテレワークの導入が可能になる。
リモート操作を行う場合にはセキュリティに留意する必要があるが、同サービスではSSL暗号化通信による接続でセキュリティを確保している。
最大254台まで起動可能
『RemoteWOL』は、既存のネットワークを利用して、外部からオフィスのPCの電源オン・オフを可能にするWake On Lanアプライアンスボックスで、最大で254台までのPCをコントロールできる。
電源オンの指示はPCに加え、スマートフォンやタブレット端末からでも可能なので、管理者の負担を大幅に削減できる。さらに、PCに電源管理用のソフトウェアをインストールする必要が無いことも、管理者には嬉しい点だろう。
そのほか、同製品には停電からの電源回復時に自動的に起動する機能が搭載されている。停電後のPCやサーバーの再起動操作もリモートで行えるようになるので、BCP対策としても活用できるだろう。
ただし、『RemoteWOL』を利用するには、WakeOnLAN(WOL)に対応しているPCと有線LANでの接続が必須となる。WOL対応の可否については、メーカーや購入先に要確認だ。
『RemoteView』と『RemoteWOL』を併用すれば、PC管理者の負担を軽減できるだけでなく、テレワークの適用業務を拡大することが可能になる。モバイルワークなど、多様化するワークスタイルへの対応は、企業のコスト削減や人材確保にとって今後、ますます重要になっていくだろう。
テレワークの導入をためらっていた企業や、テレワークの改善を考えている企業にぜひ提案していただきたい。
主な仕様
製品名 | RemoteView | |
プラン | Standard | Enterprise |
ライセンス | ||
---|---|---|
購入可能なライセンス数 | 10台まで | 無制限 |
ライセンス利用対象 | 個人・企業の両方で利用可能 | |
デバイス遠隔制御 | ||
PCからPC | 〇 | 〇 |
MobileからPC | 〇 | 〇 |
管理ツール | ||
デバイスグループ管理 | 〇 | |
ユーザー・組織管理 | 〇 | |
ライブビュー | 〇 | |
便利な機能 | ||
ファイル転送 | 〇 | 〇 |
画面録画 | 〇 | 〇 |
デバイス一括操作 | 〇 | |
セキュリティ機能 | ||
遠隔画面自動ロック | 〇 | 〇 |
接続可能時間設定 | 〇 | |
許可IP、MACアドレス設定 | 〇 | |
URL・遠隔地PCプロセス 実行制限設定 |
〇 |
※詳しくはメーカーサイトをご確認ください
製品名 | RemoteWOL | |
ネットワーク | 10BASE-T / 100BASE-T | |
電源 | DC9V / 1A | |
サイズ(W×D×H) | 142 x 93 x 28 mm | |
使用環境 | 温度:0~50℃ / 湿度:5~90% | |
規格認証 | VCCI / PSE |