統合・オフィス
リモートワークの生産性向上に不可欠なPDF活用
Adobe
Adobe Acrobat DC
掲載日:2021/05/25

ビジネス、プライベートを問わず、PDFファイルの閲覧は、日常的に行っているものだろう。また、ペーパーレス化の推進により、PDFファイルを作成する機会も増えているのではないだろうか。しかし、PDFファイルには、単に紙の文書を電子化するだけではないメリットがある。共同編集や電子署名などの機能を利用することで生産性の向上を実現したり、セキュリティを強化したりすることが可能になる。
高度なセキュリティ機能
Adobeの『Adobe Acrobat DC』は、PDFファイルの作成・編集・変換などを行うためのソフトウェアだ。PDFファイルの閲覧は、無料の「Acrobat Reader」やWebブラウザーでできるし、安価なPDF作成ソフトも販売されている。
しかし、PDFファイルのメリットを最大限に活用するためには『Adobe Acrobat DC』を使用する必要がある。そのメリットの一つがセキュリティだ。
PDFは変更可能なフォーマットであるため、契約書や機密書類などを単にPDFに変換するだけでは、セキュリティの面で不安が残り、安全とはいえないのが実情だ。
しかし、同製品を利用すれば、パスワードによってPDFファイルに編集制限や印刷制限、閲覧制限を設定することが可能になり、セキュリティを強化することができる。
また、PDFを作成する際には、ファイルフォーマットや使用しているソフトウェア、作成者の名前などの「メタ情報」もファイルに保存されてしまう。これらは外部からの攻撃に利用される恐れがあるが、同製品でPDFを作成すればメタ情報を削除することが可能だ。
タブレット端末で編集が可能
『Adobe Acrobat DC』には、クラウドベースのレビュー機能「共有レビュー」が搭載されている。これは、デバイスの種類や担当者の人数を問わずに、いつでもどこででもPDFファイルを共有し、フィードバックできる機能だ。
複数の担当者が同時にコメントを書き込むことが可能なので、担当者が順番にチェックしたり、電子メールに添付してやり取りしたりする手間が不要になる
また、PCに加えて、iOSとAndoroidタブレット端末からのPDF編集が可能なので、リモートワークの生産性を大きく向上できる。
そのほかにも、電子サインインサービス「Adobe Sign」を利用すれば、場所を問わずに署名作業を行うことができる。リモートワーク中に承認作業のために出社する必要がある管理職も、同製品を利用することで、自宅などから承認作業を行えるようになる。
リモートワークが拡大・定着していく中で、より効率的かつセキュアに業務を行っていくために、同製品の導入によるPDFのメリットの活用を提案していただきたい。
主な仕様
| 製品名 | Adobe Acrobat DC | |
|---|---|---|
| ツール | 変換 | PDFに変換 |
| WordをPDFに変換 | ||
| PPTをPDFに変換 | ||
| ExcelをPDFに変換 | ||
| JPGをPDFに変換 | ||
| PDFをWordに変換 | ||
| PDFをPPTに変換 | ||
| PDFをExcelに変換 | ||
| PDFをJPGに変換 | ||
| PDFを圧縮 | ||
| HTMLをPDFに変換 | ||
| 印刷機能でPDFを作成 | ||
| 編集 | PDFの編集 | |
| 注釈を追加 | ||
| テキスト認識 | ||
| ファイルの結合 | ||
| ページを並べ替え | ||
| ページを削除 | ||
| ページを回転 | ||
| ページをトリミング | ||
| PDFを分割 | ||
| 共有 | 共有 | |
| 注釈用に送信 | ||
| PDFを保護 | ||
| ロック解除 | ||
| ファイルを比較 | ||
| 署名 | 署名を依頼 | |
| 入力と署名 | ||
| フォームを準備 | ||
| モバイルアプリ | Adobe Acrobat Reader | |
| Adobe Scan | ||
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