バックアップ・データ保護

リモートワーク時代のデータ保護ソリューション

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Veeam Backup & Replication v11

掲載日:2021/06/22

Veeam Veeam Backup & Replication v11

一気に普及したリモートワークは、企業のクラウド利用を後押しすることになった。便利なクラウドサービスの活用は生産性向上に役立つが、その一方で “これまでのやり方ではデータの管理や保護が難しい” という課題も生み出している。また、ランサムウェアをはじめとした脅威は増加傾向にあり、その対策の一つとしてバックアップの備えが重要になってきている。そこで活用したいのが、データ保護ソリューションだ。

四つの機能でデータを保護

Veeamの『Veeam Backup & Replication v11』はバックアップ、レプリケーション、ストレージスナップショット、CDP(継続的データ保護)に対応した4 in 1ソリューションだ。

今回のバージョンアップで新たに加えられたCDP(継続的データ保護)は、データの書き込みを常時監視し、記録するデータ保護機能。万一、障害が発生した場合に任意の時点での状態を復元することが可能になるので、障害発生時のデータ損失を最小限に抑えられると同時に、ダウンタイムも最小化できる。

また、米国証券取引委員会(SEC)、金融業界規制当局(FINRA)、米国商品先物取引委員会(CFTC)では電子ストレージメディアの記録の保持に関して規制を設けているが、同製品はそれらの規則に準拠している。これにより書き換え不能のバックアップが可能になり、ランサムウェアや悪意あるマルウェアによる意図しない暗号化やデータの削除を防止することができる。

クラウド、仮想、物理に対応

『Veeam Backup & Replication v11』は、Amazon S3 Glacier、Microsoft Azure Archive Storageに加え、Google Cloud Storageにも対応している。

また、既存のVeeam AgentはMicrosoft Windows、Linux、IBM AIX、Oracle Solarisに対応していたが、今回のバージョンアップでmacOSにも対応した。同製品を利用することで、クラウド、仮想、物理のいずれの環境にも一つのプラットフォームで管理することが可能になる。

さらに、オンプレミス、クラウド、リモートのエージェントを一元的に監視できるので、運用管理者の負担を軽減しながら、企業のデータのライフサイクル全体を保護することができる。

クラウドサービスの普及に伴い、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドが現れ、企業のIT基盤は複雑化している。同製品の導入によるデータセキュリティの強化と効率化を提案していただきたい。

主な仕様

製品名 Veeam backup&replication v11
主な機能 継続的データ保護 継続的データ保護(CDP)を内蔵することで、Tier 1 VMwareワークロードのダウンタイムを排除し、データ消失を最小限に抑え、最新の状態または指定時点へ即時復元。
信頼性の高いランサムウェア対策 書き換え不能でマルウェアを排除したネイティブのストレージリポジトリをバックアップに使用してデータを守り、悪意のある暗号化や削除を回避。
Amazon S3 Glacier・Azure Archive 長期的なデータのアーカイブと保持にかかるコストを最大20倍まで削減し、手動のテープ管理を置き換え、アーカイブ層でエンドツーエンドのバックアップのライフサイクル管理を実現。
インスタントリカバリの拡張 インスタントVMリカバリ(Instant VM Recovery®)のパイオニアであるVeeamからの、Microsoft SQL、Oracle、NASバックアップのシームレスな復元で、データセンターのワークロードをさらに迅速に復元。
Veeam製品を使用したBaaS & DRaaS 同社のプロバイダパートナーと組み合わせて利用することで、V11を最大限に活用するために必要なサービス、ソリューション、専門知識を手に入れ、自宅でも、クラウドでも、そして将来的にも企業データを自信を持って保護。

※ 購入方法、価格等詳細はメーカーサイトにてご確認ください