バックアップ・データ保護
バックアップの時短・省力化を実現するアプライアンス
Arcserve Japan
Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズ
掲載日:2021/07/27
企業にとって、バックアップは永遠の課題といってもよいだろう。避けて通ることができないのであれば、いかにしてバックアップ作業を効率化・省力化するかが重要になる。日々のバックアップ作業を効率化して、万一の際の復旧作業を短時間で実現するためには、バックアップ専用に最適化されたアプライアンスを活用するのも選択肢の一つだ。必要なハードウェアとソフトウェアが用意されているので、すぐに導入できる。
効率的なイメージバックアップ
Arcserve Japanの『Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズ』は、イメージバックアップソフトウェアArcserve Unified Data Protection(Arcserve UDP)がプリインストールされたバックアップ専用サーバーだ。
同社従来製品から、CPU、メモリ、SSDを新世代のものに刷新し、オンボードのネットワークポートを10GBase-Tに増強している。
ハードディスク全体を丸ごとバックアップするイメージバックアップ方式なので、万一の際にはOSを含めて一気にリカバリーできる。
また、初回のバックアップではフルバックアップを行うが、その後は増分だけをバックアップするため、バックアップ時間を大幅に短縮することを可能とした。
さらに同製品では、Windows/Linux、物理/仮想、バックアップ/レプリケーションをまとめて管理できるコンソールが用意されていて、各種ブラウザー(IE、Chrome、Firefox、Edge)でどこからでもアクセスできる。一つのコンソールですべてを管理できるので、運用の効率化と省力化が実現できるだろう。
充実した安心の保守サービス
『Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズ』には、納品から5年間のメンテナンスが標準でセットされている。
ハードウェアの故障時にはオンサイト(現地訪問)対応が可能で、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の各サービス拠点から30km圏内では、問題特定から4時間以内の現地到着を目標にしている。
どんなに対策を講じても、障害をゼロにすることは非常に困難だ。万一の際のダウンタイムの最小化も視野に入れて運用する際には、サービス体制もチェックしておきたいポイントだ。
また、専用ソフトウェアArcserve UDPの無償アップグレードにも対応しているので、追加コストをかけることなく最新の技術を利用できる点もメリットの一つだろう。
バックアップには、サーバー、ストレージ、ソフトウェアが必要になるが、すべてを備えたアプライアンスの活用による運用管理の効率化・省力化をぜひ提案していただきたい。
主な仕様
製品名 | Arcserve UDP Appliance 9000 シリーズ | ||||
---|---|---|---|---|---|
モデル | Arcserve UDP 9100 |
Arcserve UDP 9200 |
Arcserve UDP 9220 |
Arcserve UDP 9400 |
Arcserve UDP 9420 |
オペレーティング システム |
Windows Server 2019 Standard Edition | ||||
ストレージ容量 (RAID設定) |
4TB (RAID1) |
12TB (RAID5) |
24TB (RAID5) |
40TB (RAID6) |
80TB (RAID6) |
ハードディスクドライブ | 4TB SAS x 2 |
4TB SAS × 4 |
8TB SAS × 4 |
4TB SAS × 12 |
8TB SAS × 12 |
ソリッドステートドライブ (重複排除用) |
240GB SSD | 480GB SSD |
960GB SSD |
1920GB SSD |
|
プロセッサ | Intel Xeon Silver 4210, 10コア 20スレッド, 2.2 GHz |
Intel Xeon Silver 4210, 10コア 20スレッド, 2.2 GHz x 2 |
|||
RAM | 32GB | 64GB | |||
IPMI & ネットワーク インターフェース |
IPMI x 1 & 10 GbE (RJ45) x 2 | ||||
拡張スロット | PCI-E 3.0 スロット × 2 にオプションのSAS/FC/イーサネットカードを増設可能 | PCI-E 3.0 スロット × 6 にオプションのSAS/FC/イーサネットカードを増設可能 | |||
外形寸法 (W×D×H) |
43 x 437 x 650mm (1U - 19” ラックマウントレール付) |
89 x 440 x 647mm (1U - 19” ラックマウントレール付) |
|||
重量 | 14.5kg | 25.5kg | |||
電源ユニット | 700/750W x 2(リダンダント) | 1000/1200W x 2(リダンダント) | |||
消費電力(起動時/ アイドル時/高負荷時) |
192W(194VA)/118W(121VA)/265W(267VA) | 570W(572VA)/201W(206VA)/434W(437VA) | |||
電源定格 | 100v-240v AC 50/60Hz | 100v-240v AC 50/60Hz | |||
標準搭載される機能 | 継続的な増分バックアップ, 共有フォルダ(CIFS/NFS)のバックアップ、仮想マシンのエージェントレスバックアップ, Windows PC の保護, Microsoft 365の保護, グローバルデデュプリケーション, システムのベアメタル復旧, ファイル/フォルダ単位のリストア, バックアップデータの遠隔転送, テープへの二次バックアップ(オプションの増設カードが必要), Active Directory / SQL Server /Exchange Server / SharePoint Server / Oracle DB のオンラインバックアップ, 仮想スタンバイ, インスタントVM, 統合管理コンソール 等 |
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