ネットワーク機器

産業用ネットワークに最適なPoE++対応スイッチ

アライドテレシス
AT-x530DP-28GHXm

掲載日:2021/07/27

アライドテレシス  AT-x530DP-28GHXm

工場など過酷な環境下で運用されるネットワーク機器は、耐久性を最も重視したい。アライドテレシスのスイッチ『AT-x530DP-28GHXm』は、0度から65度までの高温に対応。同じ動作温度に対応する機器との組み合わせで、産業用ネットワークのコアを担える。ポートあたり最大60WのPoE++給電にも対応しているため、IoTデバイスとの連携もスムーズに行えるだろう。

高速通信・大容量給電

『AT-x530DP-28GHXm』は、PoE24ポートとSFP/SFP+スロット4基を搭載したスイッチ。うち4ポートは100/1000/2.5G/5GBASE-Tのマルチギガビット対応で、既設のUTPカテゴリー5eケーブルをそのままに、2.5GBASE-Tまたは5GBASE-Tの通信が使用可能だ。

また、全ポートがIEEE 802.3bt PoE++をサポートしており、LANケーブルのみでデータ送信・給電が可能。1ポートあたり30W、装置全体で720Wまで給電できるため、無線LANアクセスポイントやIPカメラ、センサーやLED照明など、多くのPoE対応機器を活用できる。

マルチギガビットポートでもPoE給電ができるため、IEEE 802.11ax対応無線LANアクセスポイントのような高速・大容量給電を要するデバイスを使用した、大規模なWi-Fiネットワークも構築可能だ。

加えて、動作温度は0~65度と幅広く、工場のような過酷な環境下でも使用可能。PoE給電を生かしてIoT機器を多数導入すれば、環境の向上に役立てられるだろう。

高度な管理機能で運用を容易に

管理のしやすさも大きなメリットだ。同社独自のネットワーク統合管理ソリューション「Vista Manager mini」を内蔵しており、無線LANアクセスポイントの電波出力やチャンネルを自律的に調整可能。エリア内の電波干渉を最小限に抑えられる。

さらにLANのトポロジーマップやヒートマップも確認できるので、直感的な管理ができる。

ネットワーク仮想化機能「Allied Telesis Management Framework(AMF)」にも対応しており、ネットワーク機器全体のファームウェア更新や自動復旧といった一元管理が可能。

冗長電源の採用で電源故障時も継続可能と、メンテナンス性も秀逸だ。快適な環境を構築するうえで重要な製品として、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様

型番 AT-x530DP-28GHXm
通信速度 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps ※1
ポート 10/100/1000BASE-T(RJ-45コネクター)×20(PoE++-OUT)
オートネゴシエーション
10M/100M Full/Half固定設定、1000M Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定
100/1000/2.5G/5GBASE-T (RJ-45コネクター)×4(PoE++-OUT)
オートネゴシエーション
100M Full/Half固定設定、1000M/2.5G/5G Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定
SFP/SFP+スロット×4
RS-232(RJ-45コネクター)×1 ※2
USBポート(USB 2.0、タイプA(メス))×1 ※3
定格入力電圧 AC100-240V ※4
入力電圧範囲 AC90-264V ※4
定格周波数 50/60Hz
平均消費電力 57W(最大84W)※5
動作時温度 0~65℃ ※6
外形寸法(W×D×H) 441×420×44mm
(突起部含まず)
質量 5.4kg

※1 対応SFP/SFP+モジュール装着時

※2 本製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネージメントケーブル「AT-VT-Kit3」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください(AT-VT-Kit3には、別売のUTPケーブルが必要です)。なお、AT-VT-Kit3のUSB使用時の対応OSは、メーカーサイトにてご確認ください。

※3 USB 2.0のUSBメモリーをご使用ください。また、ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。

※4 別売のAC電源ユニットに同梱の電源ケーブルはAC100V用です。AC200Vでご使用の場合は、設置業者にご相談ください。

※5 別売の150W対応AC電源ユニット1台を搭載した場合。

※6 電源ユニットやSFP/SFP+ モジュール、PoE 供給電力量など使用条件によって動作時温度の上限が異なる場合があります。