ネットワーク機器
リモートでON/OFFが可能なPoE+対応スイッチ
アライドテレシス
AT-GS950/10PS V2
掲載日:2021/08/10
新型コロナウイルスの感染拡大が押し進めたのは、リモートワークに限ったものではない。接触抑制や省人化を実現するためのIPカメラ設置やIoTの普及も後押ししている。無線LANアクセスポイントは、スマートフォンなどのモバイルデバイスに加えて、IoTなどでも使用される。複雑化・大規模化するネットワークを効率的に運用管理するためには、スマートな機能を搭載したPoE+対応スイッチが必要不可欠だ。
Web GUIでシンプルに管理
アライドテレシスの『AT-GS950/10PS V2』はPoE+に対応したレイヤー2・ギガビット・スマート・スイッチだ。
八つの10/100/1000BASE-Tポート(PoE-OUT)はそれぞれ最大30Wの給電が可能で、装置全体では75Wまで給電できる。無線LANアクセスポイント、IPカメラ、IoTに使用するセンサー類など、多彩な機器への給電が可能だ。
また、同製品はWebブラウザから直感的に操作できるWeb GUIに対応している。PoEの供給ON/OFFをリモートで行えるので、IPカメラの運用を効率的に行える。人の流れを最小限に抑えることができるので、感染防止の効果も期待できる。
Web GUIではポートミラーリングやVLAN、ファームウェアや設定ファイルのアップデートなども行えるので、日常の運用管理業務の効率化も実現できる。
壁面への設置も可能
『AT-GS950/10PS V2』の基本性能もチェックしておきたい。
10/100/1000BASE-Tポート(PoE-OUT)のほかに、2基のSFPスロットが装備され、本体サイズは幅330mm、奥行き180mm、高さ44mmとコンパクトだ。オプションの壁設置ブランケットやマグネットシートを使用することで、壁面にも容易に取り付けられる。
IPカメラや無線LANアクセスポイントなどの増設時には、スイッチの設置場所が課題になる場合があるが、同製品であれば設置場所の選択範囲を広げることができる。ファンレス設計なので、オフィスや待合室などに設置しても動作音が気になることはない。
そのほか、ループ検出機能やトラフィックを制御するSoQも搭載しているので、安定した通信環境を現場の負担を抑えながら構築することが可能だ。
主な仕様
製品名 | AT-GS950/10PS V2 |
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コード | 4627R |
通信速度 | 10Mbps/100Mbps/1000Mbps |
ポート | 10/100/1000BASE-T(PoE-OUT、RJ-45 コネクター)×8 オートネゴシエーション 10M/100M Full/Half 固定設定 1000M Full固定設定 MDI/MDI-X 自動認識 SFPスロット×2 |
定格入力電圧 | AC100-240V |
入力電圧範囲 | AC90-264V |
定格周波数 | 50/60Hz |
定格入力電流 | 1.7A |
平均消費電力 | 55W(最大100W)※1 |
外形寸法(W×D×H) | 330×180×44mm(突起部含まず) |
質量 | 1.9Kg |
※1 AT-SPLX10 × 2 使用時 システム全体のPoE負荷:平均消費電力/発熱量=37.5W 時、最大入力電流/消費電力/発熱量=75W時