業務改善プラットフォーム
多様なEDIをクラウドで一元管理し企業間取引を自動化
インターコム
Biware Cloud
掲載日:2021/08/24
企業間取引で発生する帳票類を、専用回線やインターネットを介してやり取りするEDI(電子データ交換)。業務改善に有力な手段だが、取引先ごとの通信手段やフォーマットの相違や、ISDN廃止による継続の困難といった課題は多い。インターコムの『Biware Cloud』は、EDIで受発注などの取引を自動化するクラウドサービス。既存のEDIシステムを一本化することで、現状でEDIが抱える諸問題の解決に役立てられる。
取引先ごとに異なるEDIを一本化
『Biware Cloud』は、「電子データ交換」を意味するEDI(Electronic Data Interchange)に必要な機能を、オールインワンで備えたクラウドサービスだ。多様な形態のEDIを一元管理し、受発注などの企業間取引を自動化できる。
通信手順においては、インターネットEDIではebXML MS 3.0、SFTP、JX手順、全銀TCP/IP手順(インターネット)、レガシーEDIではJCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順(電話回線/ISDN)と、国内主要の通信手順に対応している。
メッセージ変換においては、EDI業界標準フォーマットと自社業務システムフォーマットとの相互変換し、流通BMSやJCA標準など各種標準メッセージのデータレイアウト変換(テンプレート)を利用可能だ。
幅広いシステムに対応できるので、取引先ごとに通信手順やフォーマットが異なるといったケースでも、『Biware Cloud』に一本化した管理が可能。業務システムの改修不要で、多様な取引に応じられる。
また、インターネットEDIとレガシーEDIの並行運用が可能なため、ISDN廃止でレガシーEDIが使用不能となる「EDI-2024年問題」対応時の乗り換え先として最適なEDIサービスだ。
初心者でも容易に自動化を設定
グラフィカルなUIによる管理の容易さもメリットの一つ。取引業務のワークフローをドラッグ&ドロップ操作で簡単に構築し、自動化を実現できる。ワークフローはウィザード形式でも作成できるため、初心者にも対応しやすい。
ワークフローのスケジュール管理機能も豊富で、「月/週/日/時ごとの実行設定」や「期間内における一定間隔ごとの実行設定」など、取引先の営業日などに合わせて柔軟に設定できる。
起動のタイミングから特定のワークフローの実行までを一つの単位としてスケジュールを実行、進行状況や1日の予定等は一覧で見やすく表示できる。処理が完了した実行スケジュールについては「成功」または「失敗」の文字が表示されるので、エラーにも迅速に対応可能だ。
EDIの履歴や通信ポートの稼働状況、運用担当者の操作状況といったログ表示機能も充実。自動化により企業間取引管理を徹底し、生産活動の維持と生産性の向上、働き方改革の推進に貢献するサービスとして、ぜひおすすめいただきたい。
主な仕様
商品名 | Biware Cloud | |
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通信手順 | ・ebXML MS 3.0(クライアント) ・SFTP(クライアント) ・JX手順(クライアント) ・全銀TCP/IP手順<インターネット>(クライアント) ・JCA手順(クライアント) ・全銀手順(クライアント) ・全銀TCP/IP手順<電話回線/ISDN>(クライアント) ※レガシーEDI手順は、2021年秋 提供予定です |
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管理ツール対応Webブラウザー | Google Chrome(Windowsのみ) Microsoft Edge(Windowsのみ) Internet Explorer 11 ※最新版を推奨します。 |
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データ変換 ツール |
OS | ・Windows Server 2019 Standard※1 ・Windows Server 2016 Standard※1 ・Windows Server 2012 R2 Standard※1 ・Windows Server 2012 Standard※1 ・Windows 10 Enterprise、Pro、Home※2 ・Windows 8.1 Enterprise、8.1 Pro、8.1(with Bingを含む) ※日本語版のみ対応します。 |
コンピューター本体 | CPU:Core 2 Duo 2.0GHz相当以上 | |
メモリ | 2GB以上(推奨4GB以上) ※データ量、サイズにより必要メモリは異なります。 |
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ハードディスク | 200MB以上の空き容量(インストール時) | |
その他 | ・Windows Server 2016/Windows 10では、Microsoft .NET Framework 3.5および4.×が必要です(Microsoft .NET Framework 4.×のバージョンは、ご使用のOSが対応している最新バージョンが必要です)。 ・Windows Server 2012 R2/2012/Windows 8.1/8では、Microsoft .NET Framework 3.5および4.5が必要です。 ・データ変換ツール(Biware EasyExchange)のインストール後、必ず「Windows Update」を実行して、OSおよび.NET Framework 4.5/4.6を最新の状態にしてからご使用ください。 |
※1 GUIモード(フルインストール)のみ対応します。
※2 Windows 10において「ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用」を設定した環境では、文字化けなどが発生するためご利用いただけません。