エレコムの『LZ-WB10H/WZ』は、OSにWindows 10 Pro通常版を搭載した耐衝撃タブレットPCだ。社内システムなど、Windows 10で動作するアプリケーションを使用することができるので、連携に手間取ることなくすぐに業務を始めることができる。

産業用としての堅牢性は同社従来製品と同様で、IP65に準拠した防塵防滴性能に加えて、1.5mの耐衝撃落下試験にも合格している。耐衝撃だけではなく耐振動性能についても、米国国防総省基準のMIL試験に相当するテストをクリアしている。

さらに－10℃から50℃までの環境で使用することが可能なので、冷蔵倉庫や寒冷地での作業から炎天下での点検などまで、幅広いシーンで使用することが可能だ。

『LZ-WB10H/WZ』には、通常モードと高感度モードの二つの操作モードが用意されている。通常モードは素手での操作や水滴がかかる環境での入力に適しており、タッチペンや手袋を装着したままで操作する場合には、高感度モードでの使用が推奨されている。操作モードを選択することで、ストレスのないタッチ操作が実現できる。

バッテリー残量LED付きのダブルバッテリーを搭載し、最長で約12時間の連続駆動が可能。ホットスワップでバッテリー交換ができることに加え、バッテリーレスでのAC常時給電による固定利用にも対応している。使用する電源環境に合わせた運用が可能だ。

また、同製品には200万画素のフロントカメラと800万画素のリアカメラが搭載されており、現場の状況を鮮明に撮影することができる。加えて、GPS／GLONASS／QZSS（みちびき）に対応しているため、より高い精度で位置情報を取得することを可能にした。

画像情報や位置情報の活用は、保守点検をはじめとしたさまざまな作業の効率化が実現できるだけでなく、新しいサービスにもつながる。タブレットの活用範囲が広がるだろう。

CPUには第7世代(Kaby Lake)のintel(R) Core(TM) i5-7300Uを搭載。メインメモリも標準で8GB搭載なので、処理を必要とするアプリケーションも動作させることが可能だ。

堅牢性と汎用性を備えた、同製品による現場のDX推進を提案していただきたい。