ネットワーク機器
セキュリティが強化された10G対応ゲートウェイ
アライドテレシス
AT-NFV-APL-GTX
掲載日:2021/11/09
企業に対するサイバー攻撃は、ますます多様化、高度化、巧妙化している。そしてPCだけでなく、ネットワーク上のすべての機器が攻撃の対象になる可能性がある。新しい脅威には従来のファイアウォールだけでは防ぎきれないものもあり、企業は対策を講じる必要がある。その一つとして有効なのが、UTMの利用だ。通信内容の監視や脅威検知により、ファイアウォールでは防ぐことができない不正アクセスなどを防ぐことができる。
UTMでセキュリティを強化
アライドテレシスの『AT-NFV-APL-GTX』は、10Gインターフェースに対応した次世代型セキュリティゲートウェイだ。
端末収容数は最大3,000台で、多拠点で構成された大規模ネットワークのセンタールーターや、ハイスペックな拠点ルーターとして使用することができる。
注目すべき点は、ソフトウェアをバージョンアップしたことにより、UTMとファイアウォール機能が拡張されたことだ。
VPNルーター・ファイアウォール機能に加え、Webフィルタリングや、どのアプリケーションのトラフィックであるかを判断するディープパケットインスペクション(DPI)などのUTM機能により、セキュアなネットワークが実現する。
そのほかにも、IDS(不正侵入検知システム)/IPS(侵入防止システム)、アンチウイルス/マルウェアプロテクション、IPレピュテーションなどの機能を搭載しているので、高度なセキュリティ対策が可能だ。
回線帯域の有効利用が可能
『AT-NFV-APL-GTX』は、インターネットブレイクアウトにも対応している。インターネットブレイクアウトとは、指定したトラフィックのみを識別し、各拠点から直接インターネットにアクセスできる仕組みのことだ。
テレワークなどでインターネットやクラウドにアクセスする際には、一度本社やデータセンターに設置されたゲートウェイを経由する必要があった。しかしクラウドサービスへのアクセス増加が、WANの回線を圧迫する恐れがある。
そこでインターネットブレイクアウトを利用すれば、帯域逼迫を抑え、特定のクラウドサービスにのみ直にアクセスさせるといった制御が行われ、快適な通信が可能となる。
ワークスタイルの多様化により、従来はオフィスのPCからのアクセスだけだったネットワークへの接続も、多様化させることになった。自宅や外出先、サテライトオフィスなど、多様化するWANへの接続をセキュアで快適なものにするために、同製品の導入をぜひ提案していただきたい。
主な仕様
製品名 | AT-NFV-APL-GTX |
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コード | 4815R |
通信速度 | 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/10Gbps |
ポート | 10/100/1000BASE-T(RJ-45 コネクター)× 6、オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動認識 100/1000/10GBASE-T(RJ-45 コネクター)× 4、オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動認識 RS-232(RJ-45 コネクター)× 1(未サポート) USB(USB3.0、タイプA(メス))× 2(未サポート) |
定格入力電圧 | AC100-240V※1 |
入力電圧範囲 | AC90-264V※1 |
定格周波数 | 50/60Hz |
定格入力電流 | 2.5-1.5A |
平均消費電力 | 100W(最大150W) |
外形寸法(W×D×H) | 438× 292× 44mm(突起部含まず) |
質量 | 4.9kg |
※1 同梱の電源ケーブルはAC100V 用です。AC200Vでご使用の場合は、設置業者にご相談ください。