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換気のタイミングをお知らせ!二酸化炭素濃度測定器

サンワサプライ
CHE-C1

掲載日:2021/11/09

サンワサプライ CHE-C1

新型コロナウイルス対策としての「三密」を避ける行動は、感染収束後も続くことが予想される。特に適切なタイミングでの「換気」は、オフィスや教育・医療機関、公共空間などでは必須だろう。換気を行うタイミングを知る目安のひとつとして有効なのが、空気中の二酸化炭素濃度だ。定期的な換気に加えて、二酸化炭素濃度が高くなったときに換気を行うようにすれば、安全な空気環境を保つことができる。

音と光で濃度を知らせる

サンワサプライの『CHE-C1』は、卓上タイプの二酸化炭素(CO2)濃度センサーだ。二酸化炭素濃度と同時に、温度と湿度も測定・表示することができる。

厚生労働省が建築物環境衛生管理基準で推奨している、室内の二酸化炭素濃度は1,000ppm以下だ。同製品では、二酸化炭素濃度が400~1,000ppm、1,000~2,000ppm、2,000ppm以上の三つの範囲でLEDと音を変えて、二酸化炭素濃度を知らせる仕組みになっている。

LEDの色は二酸化炭素濃度が高くなるに従って緑、黄色、赤と変化するので、ひと目で室内の二酸化炭素濃度のレベルが分かる。同様にアラーム音のタイミングも変化するので、同製品が視界に入らない場所にいるときでも、音で二酸化炭素濃度レベルを知ることが可能だ。

二酸化炭素濃度を音と光で知らせてくれるので、オフィスをはじめ、学校や店舗、医療施設など、複数の人が活動している場所で使用すれば、適切なタイミングで換気を行うことができる。

室内の二酸化炭素濃度は人間の集中力や眠気にも関連があるとされているので、適切なタイミングでの換気は、生産性向上や学習効果の向上に役立つだろう。

充電ポートはUSB Type-C

『CHE-C1』の充電ポートには、USB Type-Cが採用されている。同梱されているケーブルの片側はUSB Type-Aなので、簡単に充電することが可能だ。また、別売りのACアダプターも用意されている。

普段は内臓バッテリーで稼働する。稼働時間は8時間、充電時間は4時間だ。電池残量はアイコンで示されるので、充電のタイミングを見逃す心配もない。

同製品は卓上タイプだが、ネジ仮固定穴があるため、壁にかけることもできる。そのため、電源のない場所をはじめとして、さまざまなシーンで使用することが可能だ。

ホテルの客室やタクシーの車内、個室式の飲食店などで使用すれば利用者に安心感を与えられ、満足度の向上効果も期待できる。

「ニューノーマル」への対応は、新たな商機でもある。安心・安全やサービスレベルの向上を実現するツールとして、同製品を提案していただきたい。

主な仕様

型番 CHE-C1
測定範囲及び測定項目 CO2/400~6000ppm、温度/-20~50℃、湿度/1~99%RH(結露なきこと)
精度 CO2/±50ppm+5% of reading(400~5000ppm)、温度/±1.5℃、湿度/0%~80%RH±5%RH その他±10%RH
LEDアラーム(CO2) 緑色(400~1000ppm)、黄色(1000~2000ppm)、赤色(2000ppm~)
ブザーアラーム(CO2) 無(400~1000ppm)、1回/2秒置き(1000~2000ppm)、2回/1秒置き(2000ppm~)
CO2センサータイプ 非分散型赤外線(NDIR)ガスセンサー
データ更新 1s以内
電源 3.7V リチウムイオン電池(内蔵) 2000mAh
充電ポート USB Type-C(DC5V 1A用)
使用時間 8時間(内蔵電池使用時)、充電時間 4時間
使用環境 -10~50℃、85%RH以下(結露なきこと)
※本体の温度測定表示については-20~50℃表示されますが、他の部品も含めて使用環境が-10~50℃です。
保管環境 -20~60℃、90%RH以下(結露なきこと)
外形寸法(W×D×H) 91.8×36×97.8mm
重量 約198g