ディスプレイ・サイネージ
迫力ある大画面を実現できる狭額縁マルチディスプレイ
シャープ
PN-V553
掲載日:2021/11/30
デジタルサイネージが珍しい存在ではなくなった現在、静止画や動画を使用するだけでは、見た人の印象に残るプロモーションを行うことは難しい。ほかのデジタルサイネージと差別化するためには画質も重要だが、大画面で迫力ある静止画や動画を再生することが重要だ。しかし、大画面のディスプレイの導入には大きなコストが必要になる。そこで活用したいのが、複数のディスプレイで大画面を構成するマルチディスプレイだ。
狭額縁でより自然な映像を表示
シャープの『PN-V553』は、マルチディスプレイに適した55V型ワイドTFT液晶ディスプレイだ。
狭額縁を採用したため、境界が目立ちにくい。右側と下側のフレーム幅が1.2mm、左側と上側が2.3mmになっており、組み合わせてマルチディスプレイとして使用する際には、隣接するフレーム幅は3.5mmになる。マルチディスプレイ構成時の非表示エリアの間隔もわずか3.8mmだ。
デイジーチェーン接続により4面マルチ表示で使用する際には、110V型相当の大画面を実現することができ、画面全体で3,840×2,160ドットの高解像度表示が可能、4K映像表示に対応する。
高画質を実現する調整機能
マルチディスプレイで画像を表示する際に手間がかかるのが画面の調整だが、『PN-V553』には、色・輝度ムラを抑えた高品位マルチ表示を手軽に実現するための機能が用意されている。
生産時にカラーキャリブレーションが実施されているため、現場での色調整の手間を軽減する。加えて、無償で提供されているマルチディスプレイ設置ツールを使うことで、さらに詳細な色調整を行うことができる。
また、HDR信号の入力に対応しているので、黒つぶれ、白飛びを抑えた自然な表示が可能。そのほかにも動きの速い映像でも境目の表示のズレを防止する逆スキャン・表示ズレ補正機能が搭載されているので、望みの映像をプロモーションに使用できる。
周辺機器も充実しており、壁掛け金具に加え、キャスタータイプやアンカー固定タイプのフロアスタンドが用意されているので、最も効果的な場所にマルチディスプレイを設置することができる。
新型コロナウイルス感染拡大による「非常事態宣言」が解除されたとはいえ、店頭などでの「人によるプロモーション」活動は今後も自粛が必要になるだろう。また、働き手不足への対応も必要だ。これらの課題へのソリューションとして、同製品による「マルチディスプレイでのプロモーション」活動を、ぜひ提案していただきたい。
主な仕様
型番 | PN-V553 | |
---|---|---|
設置方向※1 | 横/縦置き(時計回り) | |
液晶パネル | 55V型ワイド(対角138.8cm)TFT液晶 | |
液晶 パネル |
バックライト | LED(直下型) |
最大解像度 | 1,920×1,080ドット | |
最大表示色 | 約10.7億色 | |
輝度(標準値)※2 | 500cd/m²(出荷時350cd/m²) | |
コントラスト比(標準値) | 1,200:1 | |
視野角 | 左右178°/上下178° (コントラスト比≧10) | |
入力端子 ※3 |
コンピューター信号 | アナログミニD-sub15ピン(1系統)※4 デジタル DVI-D24ピン(HDCP1.4)(1系統) |
DisplayPort | 2系統(HDCP1.3) | |
HDMI | 2系統(HDCP1.4/2.2)※5 | |
音声 | φ3.5mmミニステレオジャック(2系統) | |
ビデオ映像 | 1系統 | |
コンポーネント映像 | 1系統 ※4 | |
RS-232C | D-sub9ピン(1系統) | |
コントロールキット用端子 | 1系統 | |
電源 | AC100V 50/60Hz | |
外形寸法(W×D×H、ディスプレイ部のみ、突起部を除く) | 約1,213.4×約103.8×約684.2mm | |
質量 | 約28.1kg |
※1 縦置きの回転方向は、横置きを前面から見た時の回転方向。
※2 輝度は、入力モードや映像調整の設定などにより変わります。また、輝度は経年により劣化します。一定の輝度を維持するものではありません。工場出荷時は明るさ設定値を40(最大50)にしています。
※3 パソコンや映像機器との接続には市販の接続用ケーブルをお使いください。
※4 アナログPCとコンポーネント映像は共用です。(メニューにて切替必要)。コンポーネント映像はミニD-sub15ピンからの変換ケーブルによる接続が必要です。
※5 HDMIは、PC、AV共用です。
仕様表の詳細その他についてはメーカーサイトにてご確認ください。