ネットワーク機器

小規模ネットワークに適したレイヤー3スイッチ

アライドテレシス
AT-x330-10GTX

掲載日:2022/01/18

アライドテレシス AT-x330-10GTX

動画や高精細の画像を多用するなど、ビジネスで使用するデータ量は、増加する一方だ。スムーズに業務を遂行するためには当然、大容量データの通信をストレスなく行える通信環境が不可欠になる。これは企業規模の大小や業種業態、さらにオフィスの規模にも関わらない、共通の要件だ。また、いつでも、どこででも快適な通信環境を実現しなければならない一方で、管理運用はこれまで以上に効率化していく必要がある。

コアスイッチとして活用できる

アライドテレシスの『AT-x330-10GTX』は、小規模ネットワークのコアスイッチとして使用できるスペックを持った、レイヤー3インテリジェント・エッジ・スイッチだ。

アップリンクには10G/マルチギガビット(1000/2.5G/5G/10G-T)ポートとSFP+スロットを搭載、高速通信が可能となっている。

また、10G/マルチギガビットなので、メタルケーブルでの10G接続に加え、既存のCAT5e配線のままでも2.5G/5G接続によるネットワークの高速化を実現する。

既存設備の更新コストを抑えながら高速化することが可能なので、より重要な分野にIT投資を割り当てることができる点はメリットだ。

同製品は、支社や支店といった小規模ネットワークのコアスイッチとして十分な性能を持つだけでなく、ファンレスの静音設計を採用しているので、病院や教育機関など静音性が必要な場所での使用にも適している。

「AMF」で管理運用の負担軽減

通信ネットワークの充実は、スムーズな業務の遂行に不可欠だが、ネットワークの拡大は管理運用の負担を増大させることになる。

そこで利用したいのが、『AT-x330-10GTX』が対応しているAllied Telesis Management Framework(AMF)だ。

AMFは、ネットワーク上のスイッチやルーターを仮想的な1台の機器として統合管理するためのソリューション。ネットワーク機器の運用を「一元化」、「簡素化」、「自律化」することが可能になるので、管理運用の効率化とコスト削減を実現できる。

複数拠点のネットワーク管理を一元的に行うことで、システム管理者の拠点間の移動を最小限に抑えることができ、在宅ワークなどの多様化したワークスタイルへの対応も容易になる。

主な仕様

シリーズ名 x330シリーズ
型番 AT-x330-10GTX
通信速度 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps
ポート 10/100/1000BASE-T(RJ-45コネクター)×8
オートネゴシエーション
10M/100M Full/Half固定設定、1000M Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定
1000/2.5G/5G/10GBASE-T(RJ-45 コネクター)×1
オートネゴシエーション
1000M/2.5G/5G/10G Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定
SFP/SFP+ スロット×1
RS-232(RJ-45コネクター)×1 ※1
USBポート(USB2.0、タイプA(メス))×1 ※2
定格入力電圧 AC100-240V ※3
入力電圧範囲 AC90-264V ※3
定格周波数 50/60Hz
定格入力電流 0.5A
平均消費電力 16W(最大21W)※4
外形寸法(W×D×H) 263×179×38 mm(突起部含まず)
質量 1.6kg

※1 本製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネージメントケーブル「AT-VT-Kit3」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください(AT-VT-Kit3には、別売のUTPケーブルが必要です)。なお、AT-VT-Kit3のUSB使用時の対応OSは、メーカーサイトにてご確認ください。

※2 USB2.0のUSBメモリーをご使用ください。また、ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。

※3 同梱の電源ケーブルはAC100V 用です。AC200Vでご使用の場合は、設置業者にご相 談ください。

※4 AT-SP10TM× 1 個 使用時