『PH-DESK1W2』は、デスクの下部に取り付けられるパネルヒーター。

最大表面温度は約55度（環境温度22度の場合）で、足元をじんわり優しく温められる。熱源の材質には耐熱ファイバーを使用しており、熱くなりすぎないのがポイントだ。温風が出るタイプのものではないため無音・無臭で室内が乾燥しにくく、作業環境を適切に改善してくれる。

特長は、取り付けの簡単さと設置場所の自由度だ。マグネット式なのでデスクの奥面や天板の裏側、キャビネットの側面などへ、容易に取り付けられる。

付属の取り付け金具を噛ませれば、木製の天板にも取り付けることが可能。取り付けシートのガイドに合わせて穴を開け、金具をネジ止めすることで、本体のマグネットで装着できる仕組みだ。

重量も約1.3kgと軽く、取り回しやすい点も特長の一つ。電源ケーブルがパネル背面に付いているため、ケーブルをデスクの裏側に逃がすことができる。筐体も最厚部で3.5cmと薄く、作業の邪魔にならない点にも注目したい。

暖房器具にはつきものとなる、火事へのリスク対策も万全だ。安全装置として設けられた本体内部の温度ヒューズにより、最大表面温度が55度以上になると、自動で電源がオフになる。

また、温度にかかわらず8時間運転すると自動で停止する機能もあり、電源の切り忘れがあっても安全を保てる。加えて、1～7時間まで設定できるオフタイマー機能も搭載している。

工事なしで自在に設置できる『PH-DESK1W2』は、足元が冷えやすい職場のデスクや受付カウンター、在宅作業など、多様な場で活躍できる製品だ。

節電仕様なので消費電力も27Wと低く、1時間あたりの電気代は約0.7円と経済的。オフィスの換気が重要となるコロナ禍において、換気しても温かさを保てる点はアピールの材料となるだろう。