デジタル家電

窓口業務用マイク搭載で聞き取りやすいスピーカーシステム

シャープ
GX-CS100

掲載日:2022/02/22

シャープ GX-CS100

感染症予防における飛沫対策で、窓口へのパーティション設置が一般化する一方、互いの声が聞き取りにくくなるケースも増えてきている。シャープの『GX-CS100』は、こうした問題に対応する窓口業務用マイクを搭載したスピーカーシステムだ。デバイスとしては親機・子機の1組で使う、マイク一体型のスピーカー。ハウリング防止や集音範囲制御など、独自の音声処理機能により、スムーズな会話が可能となる。

簡単設置で窓口の会話をスムーズに

『GX-CS100』は、窓口業務用のマイクを搭載した、一体型のスピーカーシステムだ。飛沫防止用のパーティション越しでも明瞭な会話ができるよう設計されている。

システムはホスト側が使う親機と、客側が使う子機から構成されている。両機間を1本の専用ケーブルで接続し、親機側にACアダプターから電源を供給するだけと、シンプルな配線で設置できる。

使い方は、各機のマイクボタンをオンにしてから話すだけだ。音量は双方でスライドツマミから調整できるほか、親機側から子機の音量を調整することも可能。このため、ホスト側は客側の音声を過不足なくはっきりと聞き取ることができる。

客側の子機用にメッセージシートが付属していて、「ここに話しかけてください」などといった、機器に対するわかりやすい説明がなされている。シートは3枚付属しているので、好きなメッセージを選択し子機の下側の面に貼り付けて使用する。これなら客側も戸惑うことはないだろう。

クリアな音声を実現する豊富な機能

マスクやパーティションで減衰する音声を補正し、人の声を聞き取りやすくするクリアボイスなど、同社独自の音声処理によるスムーズなコミュニケーションをとるための機能も豊富だ。

二つのハウリング防止回路で高度な信号処理を行い、スピーカー同士が近づいた際の不快音を抑制する。

親機・子機それぞれ二つのマイクを使った集音範囲制御機能も搭載。これにより、隣の窓口など周囲の会話を拾いにくくし、環境ノイズも除去してくれる。

コロナ禍における「新しい生活様式」が進むにつれて、役所の受付や各種相談窓口、医療施設や飲食店、宿泊施設など、公共の場の窓口にはパーティションが置かれるのが常となった。

その弊害で双方の会話が通りにくくなっている現状を受けて、液晶ディスプレイを介したコミュニケーションをとるなど、新しいシステムに取り組む施設も多い。

最低限のコストで問題を改善できる『GX-CS100』は、ぜひおすすめいただきたい製品だ。

主な仕様

型番 GX-CS100
使用電源 〈親機〉DC12V(ACアダプター:AC100V・50/60Hz)
〈子機〉DC6V(親機から供給)
消費電力 〈親機〉12.0V/0.3A
〈子機〉6.0V/0.6A
内蔵スピーカー ф35㎜、インピーダンス4Ω
内蔵マイク アナログMEMS×2
入力感度 -38dB(0dB=1V/Pa,1kHz)
集音範囲 最大60㎝※1
使用温度範囲 0℃~40℃
接続端子 【通信端子】1(Ф3.5 4極ミニジャック)※2、サービス用端子×1
【電源端子】DC12V(親機のみ)
付属品 ACアダプター(1.5m)×1個(親機用)、
通信ケーブル(2m)×1本、メッセージシート(折り曲げ式)×3枚、
取扱説明書(保証書付)、かんたんガイド

※1 発話音量や周囲環境により変わります。

※2 付属のミニプラグ通信ケーブル以外はご使用になれません。