PC周辺機器

抗菌・抗ウイルス機能を備えた反射防止フィルム

サンワサプライ
『LCD-ABVNG』シリーズ

掲載日:2022/03/15

サンワサプライ 『LCD-ABVNG』シリーズ

新型コロナウイルスの流行をきっかけにして、「清潔に保つこと」に対する人々の意識とニーズが変化した。不特定多数の人が利用する施設や設備、機器などはもちろん、個人が利用する機器にまでも、抗菌対策や抗ウイルス対策を施すことが求められる風潮になってきた。日常的に使用するノートPCなども例外ではない。適切な抗菌・抗ウイルス対策は、自分自身の健康を守るためだけでなく、周囲の人の安心・安全にもつながる。

医療向けフィルムを採用

サンワサプライの『LCD-ABVNG』シリーズは、13.3インチワイド画面を含む、ディスプレイの33サイズに対応した反射防止フィルムだ。

富士フイルムの医療向け抗菌・抗ウイルスフィルム「Hydro Ag+ VIRUS PLUSフィルム」を採用することで、高い抗菌・抗ウイルス機能を実現した。

抗菌性能はJIS Z2801(大腸菌、黄色ブドウ球菌)、抗ウイルス性能はISO 21702(インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス)に準拠して評価され、SIAA抗ウイルス加工(ISO 21702)、SIAA抗菌(ISO 22196)を取得している。

映り込み防止のため表面にはマット調を採用し、ハードコート層でキズやホコリから液晶画面を守るなど、反射防止フィルムとしての基本性能も申し分ない。

また、液晶画面をくっきり鮮やかにする光沢タイプもラインアップされているので、用途や好みによって選べる。

5,000回の清拭耐性

『LCD-ABVNG』シリーズが採用した「Hydro Ag+ VIRUS PLUSフィルム」は、銀系抗菌剤と超親水ポリマーを組み合わせることで、フィルムの表面が銀系抗菌剤でコーティングされ、膜中の銀系抗菌剤からも銀イオンが膜表面に常に供給されるため、抗菌・抗ウイルス性能を長期間持続させることを可能にした。

しかし、フィルム表面が汚れてしまった場合に、フィルムを拭く(清拭)ことで抗菌・抗ウイルス性能が低下してしまうのではないかと心配するユーザーもいるかもしれない。

だが、同製品なら安心だ。乾拭き5,000回、水拭き5,000回でも抗菌・抗ウイルス性能が劣化することのない高い清拭耐性に加え、次亜塩素酸ナトリウムとアルコールによる消毒にも耐える耐薬品性も備えている。

タッチパネルにも対応しているので、指などで画面を触る機会が多い場合でも安心して清拭・消毒を行うことが可能だ。また、フィルムの接着面にシリコン素材を採用することで、両面テープなどを使用することなく画面に貼り付けることができる。

ノートPCなどにも抗菌・抗ウイルス対策を施すことで、安心安全の業務環境を実現することを、ぜひ提案していただきたい。

主な仕様

シリーズ名 『LCD-ABVNG』シリーズ
型番 LCD-ABVNG133W、LCD-ABVNG116W、LCD-ABVNG121W
ほか全33製品
材質 接着面/シリコン膜、外側/PET
厚さ 約0.153mm
サイズ(W×D×H) 294×0.153×166mm ※LCD-ABVNG133Wの場合(製品により異なります)
タッチパネル 対応
透過率 87%
ヘイズ 25%±5%
グロス(60度) 45%±5%
表面硬度(H) 2H以上
※JIS K5600 試験荷重750g
抗菌性 あり
富士フイルム社 Hydro Ag+ VIRUS PLUSフィルム使用
抗菌性能 抗菌活性値6.1
※JIS Z2801 大腸菌、黄色ブドウ球菌
抗ウイルス性能 インフルエンザウイルス/抗ウイルス活性値3.8(検出限界)※ISO 21702準拠
新型コロナウイルス/(SARS-CoV-2/Hu/KngFJ/232RD5)/抗ウイルス活性値2.3(検出限界)※ISO 21702準拠
粘着力(N/25mm) 0.03 ※JIS Z0237準拠 被着体PETフィルム25μm 剥離速度300mm/min 剥離角度180度(被着体側折り返し)
接触角 精製水/105°以上
オレイン酸/30°以上
耐薬品性 耐次亜塩素酸ナトリウム(300ppm)摩擦200回/外観・抗菌・抗ウイルス性能劣化無し
耐アルコール(80%エタノール)摩擦200回/外観・抗菌・抗ウイルス性能劣化無し
清拭耐性 乾拭き5000回/外観・抗菌・抗ウイルス性能劣化無し
水拭き5000回/外観・抗菌・抗ウイルス性能劣化無し
耐久性 屋外9年相当、サイクルサーモ加熱・暴光機テスト/外観・抗菌・抗ウイルス性能劣化無し

※ フィルムは抗菌・抗ウイルス反射防止タイプです。

※ 粘着力以外の性能は、粘着層なし、HCフィルム単体での試験結果です。

※ 上記は測定値であり、保証値ではありません。