ディスプレイ・サイネージ
スマートフォンの動画や写真で手軽に簡単サイネージ!
サイレックス・テクノロジー
POP Vision
掲載日:2022/04/12
サイネージは特売や新メニューの告知といったアピールに便利だが、再生環境の構築までを考慮すると、小規模店舗ではなかなか導入しにくい面もある。そこで役立つのが、サイレックス・テクノロジーの『POP Vision』。撮影した写真や動画をスマートフォンやタブレットからアップロードするだけで簡単にサイネージを実現、シンプルに取り扱える。専用アプリも無線LAN環境も不要で、導入コストが最低限ですむ点もメリットだ。
再生機器とディスプレイを仲介
『POP Vision』は、スマートフォンやタブレット内の写真や動画を受信して、HDMI接続したディスプレイへ出力できるメディアプレーヤーだ。いわば再生機器とディスプレイを仲介するネットワーク機器で、最小限の機器でデジタルサイネージを実現できる。
ネットワーク機器としては、1000BASE-T対応のLANポートと、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN機能を搭載。有線LANはPoE対応で、配線も容易となっている。
オプションで壁掛けや天吊り、ディスプレイ背面設置用金具も用意されており、いろいろな設置場所に柔軟に対応する。
無線LAN機能は親機として機能し、PCやスマートデバイスがアップロードしたデータを直接受信可能。ゆえに無線LAN環境は必須でないが、子機モードとして使用すれば、既設の無線LANアクセスポイントへ組み込むこともできる。
メディアプレーヤーとしては、MP4およびMOV形式の動画(ビデオコーデックはH.264およびH.265/HEVC)、JPEGとPNGの静止画を再生可能。解像度は720×480ピクセルや、1,920×1,080のフルHD、3,820×2,160の4K解像度に対応している。
管理が容易で導入しやすい
導入の容易さに加え、コンテンツの管理もしやすい。スマートフォンやタブレットのWebブラウザから、ファイルのアップロードや再生リストの作成などを行える。また、写真や動画のデータをUSBメモリに保存し、『POP Vision』へ接続して再生することも可能となっている。
シンプルを追求した点が、本製品の最大の特徴だ。面倒な再生スケジュールの設定や画面配置の編集作業がなく、シンプルな操作とシンプルな機能でサイネージを活用できる。
そのうえ、5年間のセンドバック保守が無償でついているので、安心して長く使用することができるだろう。少ない機材と環境でシステムを構築できる手軽さから、『POP Vision』は小規模な店舗やイベントでも導入しやすい製品といえる。
管理が簡単なため、期間限定メニューを随時表示したり、イベントの進行に合わせて表示を変えたりと、柔軟に運用できる点を、ぜひお客様にアピールしていただきたい。
主な仕様
製品名 | POP Vision |
---|---|
型番 | ST-10 |
有線LANインタフェース | ● LANポート×1:100BASE-TX/1000BASE-T(自動認識) ● LAN/PoEポート×1:IEEE 802.3at準拠, 100BASE-TX/1000BASE-T(自動認識) |
無線LANインタフェース | IEEE 802.11a/b/g/n/ac 1Tx1R ■ 2.4GHz/5GHz(排他) |
無線子機接続台数 | 最大10台同時接続可能 |
デバイスインタフェース | USB 2.0 ×2ポート※1 (USB 3.0及びRS-232Cは使用しません) |
ビデオインタフェース | HDMI 1.4b(出力) HDMI(入力は使用しません) |
電源 | IEEE 802.3at準拠PoE ACアダプタ 100-240V 50/60Hz(動作電圧:12V) |
最大消費電力 | 13.2W(DC12V 3.0A) |
対応解像度 | メーカーサイトにてご確認ください |
フレームレート | 最大60fps (4Kは最大30fps) |
セキュリティ | SSID秘匿機能(ステルス機能)、MACアドレスフィルタ |
再生コンテンツ 対応フォーマット |
静止画:JPEG、JPG、PNG 動画:MP4、MOV |
コンテンツ更新 | ネットワーク(Webブラウザ)、USBメモリ |
使用可能コンテンツ容量 | 15GB |
登録可能コンテンツ数 | 静止画 50枚 / 動画 30本 |
外形寸法(W×D×H) | 200×145×35mm(突起物を除く) |
重量 | 450g |
無償保証期間 | 5年(故障時無償センドバック修理対応)※2 |
※1 USBバスパワーは最大500mAです。
※2 故意による故障、天変地異による故障は対象外となります。