『PN-L862B』は、86V型のタッチパネル式ディスプレイだ。最大解像度は4K（3,840×2,160ドット）と膨大な情報を表示でき、Web会議用の端末にオフィスサイネージにと幅広く活用できる。

PCや映像機器との接続は、USB Type-Cケーブル1本でOK。例えばノートPCでZoom等を起動して接続するだけで、Web会議を始められる。カメラマイクやスピーカー等も、あらかじめ接続しておけば自動で認識してくれる。

モバイル端末とのワイヤレス接続も可能。無線LANアクセスポイントを経由して、WindowsやAndroid、iOS端末と連携して画面を共有できる。

タッチパネルには、表示部分とタッチの位置がずれにくい、独自のタッチ品質「Pen-on-Paper」を搭載。高速にタッチ位置を検出して、意図したポイントにタッチできる。書き心地は滑らかだ。

さらに最大20点同時のマルチタッチに対応。ミーティングやディスカッションの際に、大勢で入力し意見を交わすといった使い方が可能だ。

同梱のタッチペンは、両端に「細いペン先」と「太いペン先」が搭載されている。内蔵機能「ホワイトボード」ではペン先ごとの線種の自動判別機能があるため、両者を使い分けて線の太さを自動で切り替えたり、片方を消しゴムに使ったりできて便利だ。

タッチパネル側にも、ペンと指を自動で判別して動作を切り替える機能が備わっており、指のピンチ操作で拡大縮小しペンで書き込む、といった作業をスムーズに行える。

起動するとまず表示される「IWBランチャー」から各機能へアクセスできるなど、UIも秀逸だ。一覧化されたアイコンをタッチするだけで、ホワイトボードの起動やHDMI 1への入力切換など、必要な機能へ直接アクセスできる。

ホワイトボードのほかにも、クラウドWeb会議サービス「TeleOffice」と連携したり、Webブラウザーで外部サービスにアクセスしたりと、単体での内蔵機能が充実している。

表示した資料に書き込みを加え、画像として保存できる「透明ボード」機能は、ディスカッションやプレゼンテーションへ有効に使えるだろう。

リモート時代のさまざまなオフィスワークに対応した本製品。社内の情報共有や実のある意見交換を喚起できる製品として、ぜひおすすめいただきたい。