EIZOの『FlexScan EV2480-Z』は、23.8型フルHD（1,920×1,080ピクセル）に対応した液晶モニターだ。

従来モデルの「EV2480」に同梱されている接続ケーブルはUSB Type-Cのみであったが、後継機種である同製品では、HDMIケーブルも同梱されている。

ノートPCやPCに多く採用されているUSB Type-Cと、HDMIに対応したことで、接続ケーブルを準備しなければならないシーンは大きく減るに違いない。

同製品にはUSB Type-C端子、HDMI端子に加えて、DisplayPort端子、四つのUSB Type-A端子、Stereo Mini Jack端子が搭載されている。さまざまなPCに接続できるので、フリーアドレス制を取り入れているオフィスや会議室などでの使用にも便利だ。

また、USB Type-C端子1本の接続で、ノートPCに最大70W給電可能。些細な手間かもしれないが、電源アダプターをいちいち取り出す必要がないのは、嬉しい点だ。

『FlexScan EV2480-Z』は、横幅537.8mm、奥行き230mmの省スペース設計が採用されているので、デスク上の空間を有効活用できる。画面を縦回転することも可能なので、長文を表示したい場合などに利用すれば、作業効率の向上が期待できる。

また、無償ソフトウェアのScreen InStyleを利用すれば、ユーザーが自分好みに設定したモニター設定を持ち運ぶことが可能だ。

ノートPCとモニターをUSB Type-Cケーブルで接続するだけでその設定が自動で反映され、どのモニターでも自分好みに合わせた画面設定で作業ができる。モニターの再設定の手間を省き、設定の違いによるユーザーの負担を減らすことが可能。作業効率もさらにアップするだろう。

さらに同製品には、低消費電力設計やリサイクル材を採用するなど、環境に配慮した設計が施されている。

世界的に揮発性有機化合物（VOC）の削減が求められており、VOCが含まれる塗料の使用を少なくするため、塗料を使用してない。塗装せずに、プラスチック素材だけで均一で整った質感を実現するのは技術的に難しいことだが、同社は長年培った品質力で、これを実現している。

働き方改革やSDGsへの対応など、社会の新しいニーズに沿った同社製モニターの導入を、ぜひ提案していただきたい。