バックアップ・データ保護

最新プラットフォームに対応したデータ保護ソリューション

Arcserve Japan
Arcserve Backup 19.0

掲載日:2022/06/14

Arcserve Arcserve Backup 19.0

いわゆるゲリラ豪雨をはじめとして、台風などの自然災害が激甚化している。これに対応するには、BCP(事業継続計画)が必要だが、BCPは自然災害に対するものだけではない。火災やテロなどの緊急事態も対象になる。また、BCPの取り組みは多岐にわたるが、自社の情報資産の保護もBCPの重要な要素の一つである。情報セキュリティの面では、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)など、サイバー攻撃に対する備えも必要だ。

最新のプラットフォームに対応

Arcserve Japanの『Arcserve Backup 19.0』は、28年以上の実績を持ち、10年以上にわたり国内Windows環境で過半数のシェアを維持してきた、バックアップソフトウェアの最新版だ。

最新OSのWindows Server 2022、Microsoft SharePoint 2019、Windows Server 2022 Hyper-Vなどに加え、サーバー仮想化ソフトウェアのVMware vSphere 7.0 Update3をサポートしている。

また、Log4j: 2.17.1、Apache: 9.0.58、VMware Virtual Disk Development Kit(VDDK): 7.0 U2などに対応することで、セキュリティ脆弱性に対応している。

さらに、暗号化通信プログラムのOpenSSL:1.0.2u、2.0.16(FIPS)などによるセキュリティ強化も行われている。

災害対策ソリューションとしても

『Arcserve Backup 19.0』は災害対策時のソリューションとしての機能も備えている。

災害対策はデータの多重化と遠隔地保管がポイントといわれ、“3-2-1”と呼ばれるバックアップ手法が知られている。「3」は本番データに加えて、二つのコピーを作成すること、「2」は最低限、二つの方法でコピーを作成すること、「1」は本番サイトに加えて、一つは遠隔地のオフサイトでデータ保管することを意味する。

『Arcserve Backup 19.0』では、HDDのほかにもクラウドデバイス、テープデバイスでバックアップが可能なことに加え、遠隔地保管にも対応している。

また、重複排除機能や差分バックアップ機能により、ディスクスペースを効率的に使用することが可能だ。さらに万一の際の復旧作業も、手順を簡素化することで、確実かつ迅速に復旧できるよう工夫されている。

日本企業は、脆弱性対策を疎かにしがちと指摘されることが少なくないが、BCPやデータ保護への取り組みは、いつ始めても遅すぎることはない。この新製品の発売をきっかけにして、BCPの基本ともいえる情報資産のバックアップ体制の見直しなどを提案していただきたい。

主な仕様

製品名 Arcserve Backup 19.0
Arcserve Backup 19.0の主な新機能/拡張機能
対応OS/プラットフォーム ・ Microsoft Windows Server 2022
・ Microsoft SharePoint 2019
・ Microsoft Windows Server 2022 Hyper-V
・ Oracle 19c on AIX / Solaris /HP-UX
・ AlmaLinux 8.4 / 8.5
・ Rocky Linux 8.4 / 8.5
・ Debian 11.x
・ VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) 7.0 Update 3
Arcserve Backup 19.0の
デフォルト データベース
・ Microsoft SQL Server 2019 Express
機能強化 ・ テープ装置 (LTO-9) への対応
・ Oracle VM Server for x86 対応
・ Windows Server 2022 上で Arcserve Backup と Arcserve UDP の連携が可能
セキュリティ脆弱性への対応 Open SSLやLog4jをアップグレードし、セキュリティの強化が追加されています。これにより、安全な通信と情報盗難のリスクを低減できるようになりました。
・ Log4j: 2.17.1
・ Apache: 9.0.58
・ OpenSSL:1.0.2u、2.0.16 (FIPS)
対応サードパーティ製品の拡張 ・ VMware Virtual Disk Development Kit(VDDK): 7.0 U2
・ Java SE Runtime Environment: 1.8.0_292
・ Net Framework: 4.8.1