バックアップ・データ保護
ランサムウェア対策に役立つイミュータブルストレージ
Arcserve Japan
『Arcserve OneXafe 4500』シリーズ
掲載日:2022/07/26
クラックで得たデータを元に身代金を要求する、ランサムウェアの被害が目立つ昨今。Arcserve Japanは対策に有用なイミュータブル(不変)ストレージ、『Arcserve OneXafe 4500』シリーズを発売した。これは「不変」の文字通り、データの状態を保ち続けられるストレージだ。定期的に変更不可能なスナップショットを取得することで、外部の攻撃によるデータの改ざんや削除があっても、正常時の状態へ復旧できる。
スナップショットから復旧
『Arcserve OneXafe 4500』シリーズは、イミュータブル(不変)なデータを保存できる、セキュアなストレージだ。
定期的に、バックグラウンドで変更不可能なスナップショットを取得する。そのため、ランサムウェアや不正アクセスによる攻撃で、万が一データに改ざんや削除が生じても、スナップショットから正常時の状態に復旧できる。
スナップショットは、指定した保持期間に従って定期的に自動で保存。バックアップデータが共有領域に書き込まれると、90秒おきに取得される。攻撃者は、「不変」なスナップショットを変更することができないため、万が一バックアップ データが破壊された場合でも、スナップショットにより、破壊される前の状態に復旧することができる。
ディスク障害への対応も万全だ。一つのデータブロックを三つのHDDに書き込むため、同時に2ドライブへの障害が起きたとしても、対応可能だ。
ラインアップは実効容量が32TB、48TB、72TBと異なる3種類。自動でデータの重複排除および圧縮を行う機能もあり、空き容量を効率良く利用できる。
10GbEのネットワークポートを搭載しており、大容量データも高速にバックアップすることが可能だ。
容易な管理機能と柔軟な運用
OneXafeは、クラウドベースのコンポーネント「OneSystem」に管理される。
これにより、共有フォルダやスナップショットを容易に設定することが可能だ。オンプレミスでの運用や、1アカウントで複数のOneXafe環境を統合管理するなど、システムを柔軟に構築できる。
同社のバックアップソフト「Arcserve UDP」、「Arcserve Backup」のバックアップ先のほか、バックアップアプライアンス「Arcserve UDP Appliance」の二次バックアップストレージとしても利用可能。
これらのサービスの運用をそのままに、ランサムウェア対策を強化できるうえ、ハード・ソフト両面の技術サポートをワンストップで受けられる点も大きなメリットだ。
主な仕様
製品名 | Arcserve OneXafe 4500シリーズ | ||
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技術仕様 | 4512-96 | 4512-144 | 4512-216 |
ハード ディスク ドライブ (HDD)構成 |
12 TB (SAS, 7200 rpm) ×8 |
18 TB (SAS, 7200 rpm) ×8 |
18 TB (SAS, 7200 rpm) ×12 |
実効容量 / Raw 容量 | 32 TB / 96 TB | 48 TB / 144 TB | 72 TB / 216 TB |
電源 | リダンダント 750 W ホットプラグ(1+1)、 電源定格:100-240V、 10A/5A、 50-60HZ |
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重量 | 35.4 kg | 40.8 kg | |
外形寸法(W×D×H) | 482 x 86.8 x 715.5 mm、2U | ||
動作環境 | 10℃ - 35℃(ただし、結露なきこと) | ||
冷却 | 可変速ファン x6 | ||
ファイルサービス プロトコル |
SMB (1.0, 2.0, 2.1, 3.0), NFS v3 | ||
イーサネットポート | 4 x 10 GbE BASE-T(RJ45) または 4 x 10 GbE SFP+ | ||
USB ポート | 2 x USB 3.0 (前面) | ||
遠隔電源管理 | iDRAC 1GbE ポート | ||
磁気環境適合性 | FCC Class A, EN 55022 Class A, EN 61000-3-2/-3- 3, CISPR 22 Class A |