EIZOの『FlexScan EV2781』は、27型WQHD（2,560×1,440）解像度のモニターだ。

ビジネスシーンでノートPCを使用するユーザーが増加している中、この製品は、外出先ではノートPCを使用しオフィスではノートPCを大画面モニターに接続して、大画面で使用するという使い方を提案している。

働き方改革が進んでいる現在、オフィスではもちろん在宅でなどのリモートワークの際にも、大画面モニターが生産性向上に貢献することは疑いがない。フリーアドレス制を採用しているオフィスや、複数のユーザーが一つのモニターを共用している地方の拠点などにも適したモニターといえるだろう。

接続端子としてUSB Type-Cが搭載されており、大画面を使用しながらノートPCへ給電することも可能だ。複数拠点を行き来するビジネスパーソンであれば、ノートPCの充電時間の節約と、大画面での快適な業務を両立することができる。

『FlexScan EV2781』は昇降・チルト・スウィーベルなどの可動範囲が広く、ユーザーにとって快適な画面位置に調整する機能が搭載されているが、176.6mmと広い調節幅の昇降機能によりモニター位置を高く調整することで、上にモニターの大画面、その下にノートPCの画面を並べて配置することが可能になる。

限られた作業スペースでも、省スペースでマルチ画面を実現でき、ノートPC＋モニターの上下2面で表示エリアが2倍になるので、作業効率もかなりアップするだろう。上下以外でも、簡単にマルチモニターを実現できるので、大画面だけを使用するよりも、さらに生産性を向上させることができる。

本製品には、4ポート（Type-A）のUSBハブを搭載。ドッキングステーションの代わりに、キーボードやマウスなどのUSB機器をモニターに接続しておけば、ノートPCとモニターをUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、周辺機器をすぐに使用できる。

また、マルチモニター環境を実現するソフトウェア「Screen InStyle」が無償で提供されており、これを使用することで複数モニターを一括して制御することが可能になる。

ミーティングなどで電子黒板や大型モニターを使用するシーンが増えたが、これらは設置スペースを必要とする。少人数の打ち合わせであれば、会議コーナーに設置されたマルチモニターを使用するのも効果的だ。ハドルミーティングのほか、商談や少人数で行うゼミなどにも、同製品によるマルチモニターの活用を提案していただきたい。