『らくらくボード』は、電子黒板機能が内蔵されている薄型タッチセンサー採用ディスプレイだ。

画面サイズは75型、4K UHD（3,840×2,160ピクセル）に対応し、高精細表示が可能。1台で多彩な使い方が可能になる便利なアプリを搭載しているため、PCなど他の機器を用意することなく、手書き入力などの操作を単独で行える。

タッチパネルには、薄型のタッチセンサーを採用することで、滑らかな書き心地を実現。タッチした面と、センサーの反応する位置が近いため精度が高く、本物の黒板やホワイトボードと同じような感覚で書くことができる。

また、タッチパネルは20点マルチタッチに対応しており、複数人での同時使用が可能。付属のタッチペンでも指でも書き込めるうえ、手のひらでこすって消せるなど、直感的でカジュアルな操作ができる。大勢の生徒やスタッフが参加してのディスカッションなどに、威力を発揮するだろう。

PCのタッチパネルとして使ったり、PCやiPad、Chromebookと画面を共有したりと、外部機器と連携すれば運用の幅はより広がる。ただ、本製品にはスタンドが付属していない。別売りのスタンドを別途用意する必要がある点は留意されたい。

「アノテーションモード」を利用すれば、PCや書画カメラの映像を取り込んで、直接書き込みを加えることが可能。生徒の回答に赤字を入れたり、資料に補足情報を加えたりといった使い方ができる。

無線映像転送アプリ「らくらくシェア」を使えば、最大36のPC画面を無線で転送し、らくらくボードの大画面に表示することが可能。教師と生徒でデータをやりとりできる機能も搭載している。

同社製のライブストリーミングBOX「GV-LSBOX」からライブ配信の受信・視聴もでき、多彩な電子授業を行えるだろう。

HDMI×2、アナログRGBなどをはじめ、豊富な入力端子を搭載している。PCなどさまざまな機器を接続し、画面に表示させることができ、さらにその上から書き込むことができる。

その豊富な入力端子を生かし、「デジタルポスター」アプリを使うことで、手軽なサイネージとしても使用可能。microSDカードやUSBストレージの映像を再生するなど、難しい設定は一切不要だ。

扱いやすく、幅広い使い方ができる製品として、ぜひおすすめいただきたい。