プロジェクター・電子黒板

教卓に設置して大型掲示ができる短焦点プロジェクター

リコー
RICOH PJ WXL4960NI/WXL4960

掲載日:2022/08/30

教卓に設置して大型掲示ができる短焦点プロジェクター

文部科学省では、すべての普通教室に大型提示装置の整備率100%を目指す計画を掲げている。大型提示装置とは大型ディスプレイやプロジェクターを意味するが、何が選択のポイントとなるのだろうか。児童生徒に見やすいということはもちろんだが、教員にとっての使いやすさも重要な選択のポイントになる。教員が思い描く理想の授業をサポートするプロジェクターであれば、教員にも児童生徒にもストレスのない授業が実現できる。

イメージ通りの板書を実現できる

リコーの『RICOH PJ WXL4960NI/WXL4960』は、レーザー光源を採用したデスクトップタイプの短焦点プロジェクターだ。明るさは4,000lm、解像度はWXGA(1,280×800)で、40~150型の画面サイズを投写できる。

同製品は、教卓に設置することを想定した短焦点設計が採用されている。縦書きの国語の板書、英語や数学などの横書きの板書など、教科や授業のスタイルに合わせて投写位置を自由に設定できるので、教員はストレスなく授業を進めることができる。

また、教室で使用することを想定したさまざまな工夫も施されている。

その一つが入力端子の配置だ。黒板側になる本体前面に入力端子を配置しているので、児童生徒が誤ってケーブルに引っかかるリスクを低減、児童生徒への安全性を優先している。

排気についても、斜め前方に排気する設計が採用されているので、最前列の児童生徒に熱風が当たることがない。機能性にこだわりが見える、合理的で配慮があるデザインだ。

インタラクティブ機能も搭載

基本性能は『RICOH PJ WXL4960』と同等だが、インタラクティブ機能が搭載されているのが『RICOH PJ WXL4960NI』だ。

専用アプリケーションソフト「CollaVision」を利用することで、同ソフトをインストールしたPCやスマートフォン、タブレット端末からワイヤレスで投写することが可能となっている。

また、同製品とPCをケーブルで接続すれば、電子ペンによるPC操作が可能になる。電子教科書や学習支援ソフトを使用する際に、その都度PCで操作を行う必要がなくなるので、スムーズに授業を進行できる。

さらに、無償の「IWB Lt for Windows」をPCにインストールすれば、本格的なホワイトボード機能を利用できる。PCに表示したすべての映像資料に書き込むことができることに加え、その内容をPDF形式で保存することも可能だ。

インタラクティブ機能を活用すれば、多彩な授業が展開できるだけでなく、職員会議などの議事録の作成なども効率化できる。現場のニーズに合ったモデルを提案していただきたい。

主な仕様

製品名 RICOH PJ WXL4960NI RICOH PJ WXL4960
方式 単板DLP®方式
最大表示解像度 1,280×800
パネル形状 【サイズ】0.65型(16:10)
【画素数】1,024,000画素
出力光束(明るさ) 【標準モード】4,000lm
【エコモード】標準モードの約70%
コントラスト比(全白/全黒)※1 100,000:1
光源 【光源】レーザーダイオード
【光出力半減時間(目安)】20,000時間
画面サイズ(投写距離) 40~150型(0.43~1.66m、本体前面から)
色再現性 約10億7300万色
最大入力解像度 【アナログ信号】―
【デジタル信号】3,840×2,160
映像端子 【入力】HDMI®信号(TypeA)(HDMI®1.4、 HDCP1.4、HDMI®2.0、HDCP2.2)、USB Type-C®(DP alt対応)
【出力】―
メモリー USB Type-A®
USBポート(電源出力) 【電源供給 5.0V】
USB Type-A®(1.5A)
ネットワーク投映端子 【有線LAN(RJ45)】
10BASE-T/100BASE-TX/
1000BASE-T※2
【無線LAN】
IEEE 802.11a/b/g/n 準拠
Wi-Fi™ ドングル(USB TypeA®)
電源 100V±10%、50Hz/60Hz
外形寸法(W×D×H) 337×270×124mm(突起部含まず)
質量 約4.5kg

※1 出荷時における本製品の全体的な平均値で、JIS X6911:2021データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しており、測定方法・測定条件については、附属書に基づいています。

※2 1000BASE-Tでご使用時、動作が不安定な場合はスイッチングハブのフロー制御を有効に設定してください。スイッチングハブの仕様に関しては各メーカーにお問い合わせください。

※ 詳細はメーカーサイトにてご確認ください。