NAS・ストレージ
コンパクトで運用しやすいファイルサーバー
アイ・オー・データ機器
『HDL2-Z22SATA』シリーズ
掲載日：2022/09/13
『HDL2-Z22SATA』シリーズは、コンパクトかつ管理が容易なファイルサーバーだ。OSにはWindows Server IoT 2022 for Storageが搭載されており、Active Directory環境の情報を利用した管理工数の削減が可能。バックアップやミラーリングといった機能も充実しており、冗長性も秀逸だ。設置場所を確保しやすく、管理コストも低減可能と、中小規模のオフィスに適した製品といえるだろう。
コンパクトに高度なIT環境を
『HDL2-Z22SATA』シリーズは、Windows Server IoT 2022 for Storage Standard Editionを搭載した、法人向けのファイルサーバーだ。ストレージのベイは2基で、HDD搭載機は2TB、4TB、8TB、16TBと容量が異なる4モデル。加えて1,920GBのSSDモデルもラインアップされている。
CPUにはインテル Processor C3338（最大2.2GHz Dual Core）、メモリーは8GBのECCメモリーを採用。ユーザーからの同時接続が多い時も高いパフォーマンスを発揮する。LANポートは10GbE対応。LANカード不要で、高速なデータ転送を実現する。
また、マルチギガビット（5GbE、2.5GbE）にも対応しているため、ケーブルが既設のカテゴリー6またはカテゴリー5eでも、対応スイッチを導入するだけで高速化が可能だ。
高機能ながら、筐体が幅101mm、奥行き210mm、高さ160mmとコンパクトな点も特長の一つ。サーバールームはもちろん、システム管理者のデスクサイド、キャビネットなど、設置場所を選ばずに運用できる。
充実の管理機能と秀逸な冗長性
Windows Server IoT 2022の採用による、管理のしやすさもメリットだ。Active Directory環境に登録されているユーザー情報を利用して、ファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定でき、更新・管理の工数を削減できる。
また、本体価格にWindows Server IoT 2022 for StorageのOSライセンス費用が含まれており、利用の際に追加のCAL（Client Access License）が不要なため、低コストでの導入が可能だ。
各種バックアップやウイルス対策ソフトを任意にインストールして利用できる点も、同OSのメリットだ。また、OS標準のWindows Serverバックアップも利用できる。
加えて、二つのドライブは出荷時点でRAID 1設定。ミラーリングによるデータの保全が可能だ。RAID 0への変更も可能だが、その場合でもOS領域はRAID 1のままで、冗長性が確保される。
さらに、2台を用意してリレーさせ、ダウンタイムを最小限に抑えることも可能だ。高機能でありながら省スペースで、運用しやすい製品として、ぜひおすすめいただきたい。
主な仕様
| 製品名 | LAN DISK（HDL2-Z22SATAシリーズ） |
|---|---|
| 搭載OS | Windows Server IoT 2022 for Storage Standard |
| 対応OS | Chrome OS、Windows 8.1（32bit）、Windows 8.1（64bit） Windows 10 May 2021 Update（バージョン 21H1）、 Windows 10 November 2021 Update（バージョン 21H2）、 Windows 10 October 2020 Update（バージョン 20H2）、 Windows 11、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、 Windows Server 2016、Windows Server 2019、 Windows Server 2022、 iPadOS 14、iPadOS 15、macOS 10.15、macOS 11、macOS 12 ※Chrome OS：ゲストアクセスはできません。 ※Windows Server 2016/2019/2022：デスクトップ エクスペリエンスのみ対応。 ※Windows Server2012、2012R2：フルインストールのみ対応となります。 ※macOS 10.15、11、12、Chrome OS バージョン 87～89：リモートデスクトップは利用できません。 ※macOS 10.15、11、12：SMB接続のみでの対応となります。Time Machine機能は利用できません。 ※日本語のみ対応 |
| CPU | Intel Atom C3338（2Core, 2.2GHz） |
| メモリー容量 | ECC 8GB |
| 対応通信プロトコル | TCP/IP（IPv4／IPv6） |
| ユーザー利用制限数 | 無制限 |
| 最大同時接続台数 | 無制限 |
| 推奨最大同時接続台数 | 50台 |
| LANポート | 【転送規格】 （10BASE-T／100BASE-TX／1000BASE-T）× 1 （100BASE-TX／1000BASE-T／2.5GBASE-T／5GBASE-T／10GBASE-T）× 1 【Auto-MDI/MDIX対応】〇 【アクセス方式】CSMA/CD 【コネクター形状】RJ-45×2 |
| USBポート | 【USB 3.2 Gen 1（USB 3.0）コネクター】背面×2 【USB 2.0コネクター】正面×1、背面×1 |
| ドライブ | 【採用ドライブ】NAS専用HDD／SSD 【ドライブ数】2（SATA接続） 【取替え機構】カートリッジタイプ 【ホットスワップ対応】 ○ |
| 冗長化 | 【方式】ソフトウェア 【設定】RAID 1（出荷時）／RAID 0／マルチディスク |
| 電源 | 添付のACアダプターより電源供給 |
| 定格電圧 | AC100V（50／60Hz） |
| 消費電力 | 75W（Max）、42W（Typ） |
| 外形寸法(W×D×H) | 約101×210×160mm ※ゴム足含む、突起部除く |
| 質量 | 1.8kg～2.9kg ※機種による。詳細はメーカーサイトにてご確認ください。 |
| 保証期間 | 3年保証 ※SSDが保証総書き込み容量を超えた場合は、保証期間内であってもSSDは保証対象外となります。 |
※ 仕様、その他詳細はメーカーサイトにてご確認ください。