アライドテレシスの『AT-x530L-18GHXm』は、マルチギガビットとPoE＋＋に対応したインテリジェント・エッジ・スイッチだ。

米国Ethernet Allianceの「イーサネット・アライアンス PoE認証」を取得し、PoE＋＋では、ポートあたりの給電容量がPoE＋の3倍の90Wになっている。筐体全体では720Wの給電が可能なので、消費電力の大きなIEEE 802.11ax（Wi-Fi6）対応の無線LANアクセスポイントをはじめ、8K対応IPカメラやLED照明などを、個別の電源を用意することなく設置できる。

IPカメラのネットワークというと防犯目的での使用が思い起こされるが、医療や教育現場での見守り、生産ラインでの安全確認や製品検査など、幅広いシーンで活用されている。

例えば、入退出管理ソリューションの構築に必要な要素である人感センサー、LED照明、IPカメラのネットワークも、同製品を活用することで容易に構築することが可能になる。

さらに、同製品は50℃までの温度環境下で使用できるので、多彩な環境でネットワークを活用したサービスを展開することができる。

『AT-x530L-18GHXm』には、16ポートのマルチギガビットポート（100/1000/2.5G/5GBASE-T）が搭載されている。

マルチギガビット対応なので、既存のCat5e配線を生かしてネットワークの高速化が実現できる。IT投資を抑えながらもパフォーマンスを向上できるのは、担当者や経営者には嬉しい点だろう。

また、同製品はAllied Telesis Management Framework（AMF）に対応している。AMFは、多様化/複雑化するネットワークの設計・構築や運用・管理の簡素化/効率化をサポートしてくれる機能だが、機器のリプレースもサポートしてくれる。

ファームウェアバージョン5.4.9以降では、x510/x510Lシリーズから、同製品がラインアップされているx530LシリーズへのAMFオートリカバリーに対応しているので、スムーズな機器のリプレースが実現できる。

同製品の活用による、効率的なネットワークのパフォーマンス向上や、新たなサービスの導入などをぜひ提案していただきたい。