プレゼン・ワープロ・翻訳・OCR
高精度な文字認識でデータ入力を大幅に省力化するAI-OCRソフト
PFU
DynaEye 11
掲載日:2022/11/22
自治体や医療機関など、手書き帳票が多用される現場では、データ入力作業が業務上大きな負担となる。PFUの『DynaEye 11』は、自治体でのデータ入力業務時間を60%削減した実績を持つ、OCRソフトだ。この最新版では、読み取り精度が大幅に向上し、乱雑な記述や文字に取り消し線や押印があるようなケースにも対応。分かりやすい操作ガイドや自治体向けの帳票テンプレートもあって、スムーズに業務へ導入できる。
くせの強い文字も正確に電子化
PFUの『DynaEye 11』は、AIを活用したOCRソフトだ。書類や帳票などの手書き文字を高精度で読み取り、業務システムへ組み込むなど、業務の電子化をスマートに実現できる。
この最新版では、学習データや画像処理の機能強化により、読み取り時の認識精度が96.1%から99.2%へと大幅に向上。くせの強い手書き文字も正確に読み取れるようになった(PFU調べ)。
また、枠外にはみ出た文字や、斜めに傾いた文字、文字上に取り消し線や押印が被るケースにも対応。自治体などの手書き帳票でよくある記載も正確に読み取れる。ほかにも活字や手書きのチェックマーク、QRコードやバーコードなども読み取り可能で、帳票の多様なフォーマットに対応できる。
操作性も向上し、画面上のガイドに従って操作するだけで、簡単にOCR定義作成が可能に。例えば、読み取ったデータの一部をマウスで範囲指定し、そこから住所や氏名といった項目を区分するといった、直感的な操作が可能となっている。また、自治体向けの帳票やヒサゴ帳票などが読み取れる、OCR定義テンプレートを活用することで、スピーディーに業務へ導入できる。
複数台の端末で効率的に運用できるよう、OCR結果の確認・修正機能のみを切り出したソフトウェア「Entryマルチステーション」も用意されている。別途ライセンスの購入が必要だが、OCR処理は通常ライセンス入りの共有PCで行い、OCR業務で最も時間を要する確認・修正作業のみを、低コストなEntryマルチステーションで分散して処理するといった運用ができる。
書類業務の自動化に貢献
『DynaEye 11』の開発背景には、近年、人口減少・高齢化が進展する中で、生産性向上を目的にDXによる業務効率化が進む現状があり、設計においては自治体での使用を想定している。
石川県かほく市との共創プロジェクトにおいては、申請書類のデータ入力時間を60%(年換算288時間)の時間短縮する実績を上げている。ほかにも、手書き日報の集計や、アンケートの入力業務など、さまざまなケースで業務の自動化に貢献している。
同社製のイメージスキャナー「fi」シリーズと併用することで、より高精度な文字認識を実現できるので、併せてご提案いただきたい。
主な仕様
製品名 | DynaEye 11 Entry / DynaEye 11 Entry マルチステーション |
DynaEye 11 Entry AI-OCR |
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OS※1※2※3 | Windows® 7 Professional Service Pack 1以降 Windows® 7 Enterprise Service Pack 1以降 Windows® 7 Ultimate Service Pack 1 以降 Windows® 8.1 Pro/Enterprise Windows® 10 Pro/Enterprise バージョン1703以降 Windows® 10 Enterprise LTSC 2019 Windows® 10 Enterprise LTSC 2021 Windows® 11 Pro/Enterprise ※ARMベースのWindows® PCでは動作いたしません。 |
Windows® 10 Pro/Enterprise バージョン1703以降(64bit版) Windows® 10 Enterprise LTSC 2019 (64bit版) Windows® 10 Enterprise LTSC 2021 (64bit版) Windows® 11 Pro/Enterprise ※ARMベースのWindows® PCでは動作いたしません。 |
CPU | Intel® Core™ i5 1.6GHz以上 推奨:Intel® Core™ i5 第7世代以降(モバイル向けを除く) |
Intel® Core™ i5 1.6GHz以上第6世代以降 推奨:Intel® Core™ i7 3.2GHz以上第8世代以降(モバイル向けを除く) |
ディスプレイ | 解像度1024×768(XGA、4:3)以上 推奨:解像度1366×768(フルワイドXGA、16:9)以上 推奨:ディスプレイサイズ15.6インチ以上 |
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ディスク容量 | プログラムのインストールに必要な容量:1GB以上 マルチステーションは500MB ※ユーザー資産として、1帳票種のOCR定義(項目定義) あたり最大1GB必要です。 |
プログラムのインストールに必要な容量:6GB以上 |
メモリ容量※4 | 2GB以上 推奨:4GB以上 |
8GB以上 推奨:12GB以上 |
スキャナー※5 | イメージスキャナー「fiシリーズ」の以下機種をサポート fi-800R、fi-7900、fi-7800、fi-5950、fi-6800、fi-6400、fi-7700、fi-7700S(ADF片面)、fi-7600、fi-7480、fi-7460、fi-7300NX、 fi-8290、fi-8270、fi-8250、fi-8190、fi-8170、fi-8150、fi-7280、fi-7260、fi-7180、fi-7160、fi-7030、SP-1425 |
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必須ソフトウェア | Visual Studio 2017のMicrosoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ※6 Microsoft .NET Framework 4.7.1以降※6 Fujitsu Scanner Control Runtime V2.3以降※2※6 PaperStream IP(TWAIN)※4 Microsoft Visual C++ 2015-2022 Redistributable (x86) |
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仮想環境 | サポートします※7※8 |
※1 64ビット版ではWOW64サブシステム(Windows 32-bit On Windows 64-bit)上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
※2 DynaEye 11 EntryのエントリーアプリケーションのPDFファイルの入出力機能は、64ビット版OSのみサポートとなります。
※3 本製品をインストールした状態で、OSのアップグレードインストールには対応しておりません。アンインストールしてから、アップグレード後のOSに再インストールしてください。
※4 Windows® 11は、メモリ4GB以上が必要です。
※5 スキャナーから直接取り込みを行う場合に必要となります。
※6 インストール環境にモジュールが導入されていない場合、インストーラがインストールを行います。
※7 仮想環境が物理ハードウェア環境と互換性のある機能を提供している範囲で動作可能です。このため、例えば仮想環境自身の動作保障ハード環境などの制限により、動作不可となる場合があります。
※8 仮想環境でのスキャナー入力はサポートしていません。