ネットワーク機器
コンパクトな10Gポート対応スイッチで高速・大容量通信を
アライドテレシス
AT-GS910/10XST
掲載日:2022/12/06
中小規模のオフィスや病院といった環境では、ネットワーク機器もコンパクトな製品の方が望ましいケースがある。アライドテレシスの『AT-GS910/10XST』は、こうしたニーズに応える製品だ。10ギガビットの高速イーサネットに対応する性能を備えながら、筐体サイズはわずか幅210ミリ。ファンレスで静音性も高く、設置場所を選ばない。2.5G/5GBASE-Tにも対応しており、既設のカテゴリー5eケーブルのまま、通信速度を2.5G/5Gに向上させられる点もメリットだ。
マルチギガビットでも低コスト
『AT-GS910/10XST』は、ギガビット対応のイーサネット・スイッチだ。標準の10/100/1000BASE-Tポートを8基、アップリンクに100/1000/2.5G/5G/10GBASE-Tのマルチギガビットポートと、SFP+スロットを各1基搭載している。
マルチギガビットポートでは、SFP+を使用することなく、UTP/STPケーブルで最大10Gの高速通信が可能。2.5G/5GBASE-Tにも対応しているため、従来のカテゴリー5eケーブルをそのまま使用しても、2.5G/5Gに通信速度を向上させることが可能だ。低コストで環境を向上させられる。
筐体は幅210mm・奥行275mm・高さ42.5とコンパクトで、設置の自由度が高い点もメリットだ。動作時温度最大50度と高温環境にも対応し、ファンレス設計による静音性も備えている。
ゆえに高温の倉庫や、静粛性が求められる病院など、幅広い環境で利用可能。オプションで壁設置ブラケットやマグネットシート、マグネットキットなども用意されており、壁面への設置も柔軟に対応することができる。
容易な管理と省エネ機能
10/100/1000MbpsとHalf/Full Duplexの自動認識に対応するオートネゴシエーション機能など、管理・運用を助ける機能も充実している。
接続ミスといった人為的ミスなどで発生する、意図しないスイッチの接続による、ネットワークのループを検出するループガードにも対応。当該ポートを自動で遮断し、ループの収束後に通信を復旧させることが可能だ。ループの影響を最小限に抑えることができる。
また、ストレートおよびクロスケーブルを自動判別する、MDI/MDI-X自動認識にも対応しているため、結線ミスによる配線トラブルを回避することができる。
UTPケーブルの長さを自動で検出し、電力を適切に調整したり、ポートが非通信時の状態を制御して消費電力を抑えたりと、省エネ機能もサポート。高機能なうえ、コンパクトで扱いやすい製品として、是非おすすめいただきたい。
主な仕様
シリーズ名 | GS910/XSTシリーズ |
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型番 | AT-GS910/10XST |
通信速度 | 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps |
ポート | 10/100/1000BASE-T(RJ-45コネクター)× 8 オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動認識 100/1000/2.5G/5G/10GBASE-T(RJ-45 コネクター)× 1 オートネゴシエーション※1、MDI/MDI-X自動認識 SFP/SFP+スロット× 1 |
定格入力電圧 | AC100-240V |
入力電圧範囲 | AC90-264V |
定格周波数 | 50/60Hz |
定格入力電流 | 0.4A |
平均消費電力 | 14W(最大17W) |
外形寸法(W×D×H) | 210×275×42.5mm |
質量 | 1.9kg |
※1 100M/1000M/2.5G/5G/10G Full Duplexでの接続のみサポートしています。