『SL-89』は、ノートPCをデスクや什器などに固定できる、セキュリティワイヤーだ。金具をノートPCのセキュリティスロットに接続し、もう一方の端をデスクの足などに結ぶことで、盗難防止に役立てられる。

セキュリティスロットは、一般的には3×7mmのサイズが標準規格として定められている。その一方で、DELLやhp、NECなどの法人向けノートPCでは、Noble Wedgeスロット（3.2×4.5mm）やNano Saverスロット（2.5×6mm）といった、小型の規格を採用しているケースもある。

『SL-89』は、これら3規格全てに対応。シリンダ部のダイヤルを回すことで、先端部分を無段階にサイズ調整できるので、各スロットへ取り付けることができる。

錠としては、シリンダ錠タイプだ。ワイヤーと錠部分が一体化されており、簡単に取り付けられる。先端部分は360度回転するため取り付けに融通が利き、ワイヤーに負荷がかからない点もメリットだ。

ワイヤー表面にはビニールコーティングが施されているので、取り回しの際に機器や周囲に傷が付くのも防止できる。

セキュリティワイヤーの役割は、もちろん盗難の防止だが、スタッフのセキュリティ意識を高めるという意義もある。

近年の情報流出事件やマイナンバー制度の施行に鑑みて、情報管理の重要性はますます高まっている。物理的なセキュリティにおいても、社内端末の持ち出しなど、社内ルールを定めるといった対策は重要だ。それを実現するうえで『SL-89』をぜひ役立てて欲しい。

同社では、ダイヤル錠タイプの『SL-90』も同時に発売している。どちらもワイヤーと錠部分が一体型になっているが、『SL-90』は4桁の暗証番号を設定できるようになっている。お客様の好みや用途に合わせて、ぜひご提案いただきたい。