バックアップ・データ保護
システム全体を丸ごとバックアップ・リカバリーできるソリューション
Arcserve Japan
Arcserve UDP 9.0
掲載日:2023/03/21
ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃や、大規模な自然災害などの脅威から、企業の重要なデータを保護し事業を継続するためには、さまざまな対策が必要だ。その中でも、バックアップは必要不可欠な対策の一つである。しかし、物理・仮想・クラウドなど、バックアップの対象は複雑化しているうえに、セキュリティ強化が求められている。同社の統合データ保護ソリューションであれば、管理業務の軽減とセキュティ強化を同時に実現できる。
バックアップの健全性を自動確認
Arcserve Japanの『Arcserve UDP 9.0』は、WindowsやLinuxのスタンドアロンサーバーはもちろん、システム全体をシンプルに管理し、バックアップ・リカバリーできるデータ保護ソリューション「Arcserve Unified Data Protection」の新バージョンだ。
警察庁は、ランサムウェアの攻撃を受けた企業のうち、88%の企業がバックアップを取得していたものの、71%がバックアップを復元できなかったと発表している。攻撃者はバックアップデータも攻撃するため、企業はバックアップデータのセキリュティを強化する必要がある。
『Arcserve UDP 9.0』には、バックアップデータの健全性を自動で確認する「アシュアード リカバリ」機能が標準で搭載されている。
この機能を利用すれば、ランサムウェアによる暗号化などでバックアップデータが利用できない状態になっていないことを定期的に確認できることに加え、バックアップから健全性確認までの処理が全て自動で行えるようになる。
バックアップ運用の負担を軽減
『Arcserve UDP 9.0』では、データベースのバックアップ機能が強化され、Microsoft SQL Serverで、よりきめ細かいリストア作業が行えるようになった。
また、Oracle Recovery Manager(RMAN)と連携して、Oracle Databaseのバックアップを行うことができるようになっている。
管理機能も拡充され、手動バックアップを日次/週次/月次などのスケジュールジョブとして実行できるようになり、運用に不要なバックアップデータの残存を回避・解消できるようになっている。
また、仮想環境のエージェントレスバックアップでは、BitLockerで暗号化された仮想環境(Hyper-VおよびvSphere)を暗号化されたまま復旧できるようになった。これにより、復旧後の複雑な設定を大幅に簡素化することが可能になっている。
そのほか、新たに対応するプラットフォームが拡充され、VMware vSphere 8.0やRedHat Enterprise Linux 9.0などがサポートされている。
主な仕様
製品名 | Arcserve UDP 9.0 |
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主な新機能 | ・ アシュアード リカバリの標準機能化 ・セキュリティ関連機能の強化 ・手動バックアップで取得した復旧ポイントの削除/手動バックアップをスケジュール ジョブとして実行 ・”未完了”ジョブ ステータスの追加と条件設定 |
その他機能拡張 | ・Arcserve UDP コンソールおよびレポートの機能拡張 ・Microsoft SQL Server 復旧機能の拡張 ・Oracle RMAN 連携 |
新プラットフォームのサポート | - RedHat Enterprise Linux 9.0 - AlmaLinux 8.4-8.6, 9.0 - Rocky Linux 8.4-8.6, 9.0 - Oracle Linux(RHEL 互換) 9.0 - Oracle Linux Server 9.0 - SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4 - Debian 10.13, 11.2-11.5 - Ubuntu LTS Server 22.04 - VMware vSphere 8.0 |
※ RHEL 9.0 系のベアメタル復旧(BMR)およびインスタント VM は現時点ではサポートされず、後日対応予定です。
※ 価格、サブスクリプション等詳細はメーカーサイトにてご確認ください。