バッファローの『BS-GS2108』は、全ポートがギガビットイーサネット（GbE）に対応した、法人向けレイヤー2 Gigaスマートスイッチだ。

八つのポートにはそれぞれLEDが搭載されていて、1Gbpsでのリンク確立時は緑色、100Mbpsでは橙色に点灯することで、ポートの接続状況を知らせてくれる。

また同製品は、Ethernetの送信単位を大きくして、ネットワーク上の転送効率を向上させるJumbo Frameに対応している。Jumbo Frame対応機器でネットワークを構築することで、Gigaネットワークの性能を最大限に利用することが可能になる（通信経路全ての機器が JumboFrame対応であることが必要）。

動作保証温度は50℃なので、空調のない天井裏に設置することができる。各種センサーやWebカメラなどを工場や倉庫などに設置してIoTネットワークを構築する際などにも利用したい。

さらに同製品はファンレス設計なので、静音性が求められる学校や病院などへの設置にも適していると言えるだろう。

『BS-GS2108』はフロアスイッチやエッジスイッチに適した製品だが、フロアスイッチやエッジスイッチは各フロアやエリア毎に設置されるため、運用管理に手間がかかる。

そこで利用したいのが、インターネットを経由して遠隔地の機器を管理できるリモート管理サービス「キキNavi」だ。

同サービスを利用することで、ネットワーク管理者は、遠隔で機器の状態を監視できるだけでなく、対応機器の再起動、デバッグログの取得、ファームウェアのアップデートなどが行える。

また、別売りのネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」、「WLS-ADT/LW」にも対応しているので、導入後のトラブル解析や、遠隔地からの機器の監視、メンテナンス用の簡易操作なども可能となり、機器管理者の負担を大きく軽減してくれる。

ネットワーク機器のメンテナンスのために現場へ出向く頻度を大きく低減できるので、保守コストの削減効果が期待できるだろう。

複数のネットワークを構築できる「VLAN機能」にも対応しているので、セキュリティレベルの違いなどに応じてネットワークの特定の部分のみに特定の運用ポリシーを適用する、といった場合に有効活用できる。