EIZOの『ColorEdge CS2400S』は、クリエイティブワーク向けの24.1型カラーマネジメント液晶モニターだ。

モニターとしての基本性能は前モデルを踏襲しており、Adobe RGB色域を99％カバーする広色域表示、A4見開き実寸＋ツールパレットが収まる広い作業領域、豊かな色再現をかなえる10-bit表示に対応するなど、クリエイターが求める仕様を満たしている。

さらに、モニター画面と写真プリントの色合わせソフトウェア「Quick Color Match」や、高精度な表示調整ができるカラーマネジメントソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応することに加え、キャリブレーションセンサーEX4がオプションで用意されている。

新モデルでは、USB Type-Cを入力端子として搭載することで、ノートPCとケーブル1本で接続でき、加えてノートPCへの70Wの給電、映像の表示、USB信号の伝送が可能になっている。

オフィスで大型モニターを使用する場合でも、ノートPCに電源アダプターを接続する必要がないので、すぐに作業を開始できる。モニター側面にはUSBポートが4端子搭載されているので、周辺機器もすぐに接続可能だ。

『ColorEdge CS2400S』では、省エネルギー設計のほかにも環境に配慮した製品づくりが行われている。

「ColorEdge」シリーズでは初めて、製品を保護する梱包材に、ダンボールや新聞紙をリサイクルしたパルプ緩衝材を採用している。加えてケーブルも、梱包の際にはビニール袋の代わりに紙を用いて保護している。これにより近年、世界的に関心が高まっている脱プラスチックに貢献している。

また、正確なカラーマネジメントによる作業の手戻りを防ぐことは、日本ユニセフ協会が掲げる「SDGs17の目標」のうち「8 働きがいも経済成長も」に、省エネルギー性能は「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に、使用済み製品の回収リサイクルは「12 つくる責任つかう責任」にそれぞれ対応しており、SDGsへの貢献も積極的に行う製品となっている。

クリエイティブワークに適し、環境にも配慮されたモニターとして、ぜひ本製品をおすすめしていただきたい。