『TS71210RH24012』は、エンタープライズ向けのラックマウント式NASだ。ストレージは240TBと大容量で、クライアントPCから各種サーバーのバックアップや仮想環境の増設ストレージとして、幅広く活用できる。

高度なニーズに対応すべく、ハードウェアには高性能のパーツを採用している。CPUにはIntel Xeon D-1713NTクアッドコアプロセッサーを搭載。さらに四つの10GbEポートと大容量16GBメモリーを標準搭載し、高速化を追求している。

iSCSIパフォーマンスは、従来機比でシーケンシャルリードが約5.16倍、シーケンシャルライトは約3.24倍の高速化を実現。サーバー機のバックアップにかかる時間の短縮に貢献してくれる。

ハードウェアのパフォーマンスは、オプションを増設することで、さらなる向上も可能。後日対応予定のSSDキャッシュを追加すれば、シーケンシャルアクセスのほか、ランダムアクセス時の読み書きを大幅に向上できる。

また、メモリーは最大64GBまで拡張可能。ファイルサーバーやバックアップ、レプリケーションなどさまざまな状況において、安定した動作を実現できる。

設計においては、長時間稼働と継続運用を支えるべく、高い信頼性を重視している。

ストレージには長期間駆動に向いているニアラインHDDを搭載。通常のデスクトップPC向けNAS専用HDDよりも耐振動性に優れ、低エラーレート、高速レスポンスに対応するうえ、高品質部材により長寿命を実現している。

また、全HDDが加速度センサーを搭載。ラックに設置された他の機器からの振動によるダメージ回避とパフォーマンスロスを抑制する。

加えて、2系統で冗長性を持たせたリダンダント電源と、HDDとSSDの二重化構造のファームウェアも採用。HDD側のファームウェアが壊れても、SSD側から自動で修復が行われるため、システムダウンを防ぎ安定稼働することが可能だ。

同社のリモート管理サービス「キキNavi」にも対応と、性能面にも安定性にも優れる『TS71210RH24012』を、ぜひおすすめいただきたい。