PC周辺機器
Type-Cケーブル1本で3画面出力できるドッキングステーション
サンワサプライ USB-CVDK11
掲載日:2023/07/18
モバイルワークなど幅広い働き方で使えるノートPCだが、単体では作業環境の効率性に限界がある。だがそのデメリットは、サンワサプライの『USB-CVDK11』のような、拡張用のドッキングステーションで補うことが可能だ。USBをはじめに11基の拡張ポートを備えており、入力機器やストレージを増設できるほか、サブディスプレイも最大3台接続可能。ノートPCと同製品の接続自体はType-Cケーブル1本で済むため、容易にオンとオフを切り替えられる。
ノートPCに11の端子を追加
『USB-CVDK11』は、ノートPCの拡張性を向上できるドッキングステーション。Type-CケーブルでノートPCと接続することで、搭載された11の拡張端子(PC接続用の端子とは別)を利用できる。
搭載されている端子は、USBだけでも前面にType-A2基とType-Cが1基、背面にはスマートフォンなどへの充電専用のType-Aが1基、通常のType-Aが1基、PCとの接続用のType-Cが1基。なお、USBの規格はUSB3.2 Gen2で、通信速度は背面のType-Aのみ5Gbps、ほかは全て10Gbpsだ。
加えて、RJ-45(LANポート)1基とHDMI2基、DisplayPortとVGAポート(排他使用)、マイク、ヘッドホン端子を1基搭載。LANポートのない薄型のノートPCでも、高速な有線LANに接続可能となる。
また、3系統の映像出力は併用が可能で、最大で3台のディスプレイへ同時に出力できる。出力解像度は、1台接続の場合は4K、2台接続の場合は1台が4K1台、もう1台はフルHD、3台接続する場合は3面ともフルHDとなる。
周辺機器をまとめて省スペース化
このように、Type-Cケーブル1本で接続するだけでノートPCを大幅に拡張し、クアッドディスプレイまで対応できる点は、大きなメリットだ。出先で進行中の案件を、オフィスや自宅の広大な作業領域で効率良く編集するといった使い方ができる。
加えて、Type-Cケーブル1本で本体からノートPCへ給電することも可能。付属のType-CケーブルはUSB PD対応で、最大100Wまでの電力供給ができる。
筐体サイズもW44×D90×H139mmとコンパクトで、省スペースで運用可能。周辺機器をまとめてデスク周りを有効に使う手段としても有用なので、幅広い提案ができるだろう。
モニターやUSB機器などの11ポートを、ケーブル1本の抜き差しだけで一括接続・解除できる本製品。PCから周辺機器のケーブルを抜き差しする手間が省け、テレワーク・在宅ワークにも最適だ。ぜひ、おすすめしていただきたい。
主な仕様
型番 | USB-CVDK11 |
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USBハブ | |
インターフェイス規格 | USB仕様 Ver.3.2 Gen2(USB3.1 Gen2)準拠(USB Ver.3.2 Gen1(USB3.1/USB3.0)/2.0/1.1上位互換) |
通信速度 | 10Gbps、5Gbps、480Mbps、12Mbps、1.5Mbps(理論値) |
コネクタター形状 | USB3.2 Gen2(USB3.1/3.0)Type-Cコネクタ メス×1(アップストリーム) USB3.2 Gen2(USB3.1/3.0)Type-Cコネクタ メス×1(ダウンストリーム) USB3.2 Gen2(USB3.1/3.0)Aコネクタ メス×2(前面)(ダウンストリーム) USB3.2 Gen1(USB3.1/3.0)Aコネクタ メス×11(背面)(ダウンストリーム) ※充電専用USB Aコネクタメス×1(最大QC18Wまで) |
ポート数 | 5ポート(合計) ※1ポートは充電専用 |
電源 | セルフパワー |
供給電流 | USB3.2 Type-Cコネクタ(パソコン接続用)/USB PD対応(最大100W) USB3.2 Type-Cコネクタ/最大1500mA USB3.2 Aコネクタ/1ポートあたり最大900mA |
LANポート | |
規格 | IEEE802.3(10BASE-T)、IEEE802.3u(100BASE-TX)、IEEE802.3ab(1000BASE-T) ※通信速度についてUSB3.2Gen1(3.1/3.0)接続時のみ1000BASE-Tに対応します。1000BASE-Tでの通信をご利用になる場合には、接続するハブやモデム、ケーブルなどの機器も1000BASE-Tに対応している必要があります。 |
伝送速度 | 1000Mbps、100Mbps、10Mbps(理論値) |
通信モード | フルデュプレックス/ハーフデュプレックス |
ポート形状 | RJ-45ポート(Auto MDI/MDI-X)、Auto-Negotiation対応 |
映像出力ポート | |
ポート形状 | HDMIタイプA(19pin)メス×2、VGA(ミニD-Sub(HD)15pin)メス×1、DisplayPort メス×1 |
対応解像度 | 最大4K/60Hz 1台接続時最大解像度/3840×2160(4K/60Hz) ※VGAポート最大解像度/1920×1080(60Hz) ディスプレイ2台接続時/3840×2160(4K/30Hz)+1920×1080(60Hz) ディスプレイ3台接続時/1920×1080(60Hz)×3台 ※記載の対応解像度はご使用のパソコンがDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。 |
トリプルディスプレイ出力 | 対応 |
オーディオ | |
ジャック形状 | 3.5mm 4極ミニジャック×1 |
共通仕様 | |
ACアダプタ | あり |
材質 | 本体/アルミ |
サイズ(W×D×H) | 44×90×139mm |
重量 | 約560g |
制限事項 | ※本製品はパソコン本体のUSB3.2 Type-Cポートに直接接続して下さい。USBハブ、増設のUSBポートではご利用いただけません。 ※4K解像度での出力はディスプレイが4K解像度に対応しており出力するコンテンツも4K解像度に対応している必要があります。 ※本製品はUSB PD(Power Delivery)対応ですが全てのUSB3.2 Type-C搭載機器(PD対応)には対応しておりません。 ※本製品の取り外し・接続に関して基本的にプラグアンドプレイには対応しておりますが、まれにUSB認識のタイミングエラーにより正常に表示しない/動作しない場合があります。再度抜き差ししてお試しください。これは本製品の不具合・故障ではありません。 ※本製品はWindowsOS/MacOSが動作している状態で使用するものです。システム起動時やBIOS画面では動作しません(表示しません)。 ※対応機種、対応接続機器・環境の場合であっても正常に動作しないことがございます。 |