アライドテレシスの『AT-GS970EMX/52』は、同社の「GS970EMXシリーズ」に新たにラインアップされた、52ポートのレイヤー3 インテリジェント・エッジ・スイッチだ。従来の10/20/28ポートモデルに52ポートモデルが加わったことで、より大規模なネットワークを低コストで構築できるようになった。

ソフトウェア機能を厳選することで、コストパフォーマンスの向上を実現。標準的なL3スイッチ機能を標準でサポートするほか、インテリジェント・エッジ・スイッチとして重要となるセキュリティ、認証、省エネ機能などの豊富なレイヤー2plus機能に対応している。

また、大規模ネットワークでは管理運用の負担が課題になるが、同製品はAllied Telesis Management Framework（AMF）に対応している。ネットワーク上のスイッチやルーターを仮想的な1台の機器として統合管理し、管理運用の「一元化」、「簡素化」、「自律化」が可能なので、管理・運用に関わるコストの削減ができる。

さらに、Webブラウザーから機器の情報表示や設定ができるWeb GUIを標準でサポートしているので、直感的なネットワーク管理が可能。管理者のスキルレベルを問わないことは、人手不足の組織には嬉しい点だろう。

『AT-GS970EMX/52』は、10Gマルチギガビットポートにより、メタルケーブルでの10G接続に加え、既存CAT5e配線を用いた2.5G/5G接続によるネットワークの高速化が実現できる。既存の配線を活用することで、ネットワーク構築のコストを抑えることが可能だ。

また、スイッチ間をスタックリンクで接続することで、1台の仮想スイッチとして扱うことができるVCS（バーチャルシャーシスタック）に対応しているので、同シリーズを使用しているネットワークであれば、容易にネットワークを拡張することができる。ただし、「AT-GS970EMX/10」は対応していなので、留意していただきたい。

幅広い用途に対応する同製品により、低コストでのネットワーク拡張を提案していただきたい。