ディスプレイ・サイネージ
消費電力0W※カーボンニュートラル時代の情報発信ツール
シャープ
EP-C251
掲載日:2023/10/31
カーボンニュートラルへの取り組みが、企業の規模を問わずに求められている。これまでは企業イメージを向上させる効果が期待されていたが、カーボンニュートラルへの取り組みが「当たり前」になった現在、不十分な取り組みは企業イメージの低下につながる。実質的な効果はもちろん重要だが、可能であれば顧客や社会に対してアピールできる方法で、カーボンニュートラルに取り組みたい。それを実現するのが電子ペーパーの活用だ。
消費電力0W※でカラー表示を保持
シャープの『EP-C251』は、25.3型の電子ペーパーディスプレイだ。同社「ePoster」シリーズのカラーモデルとしてラインアップされた。 E Ink Holdings Inc.の電子ペーパー技術を採用することで、新たにカラー表示に対応している。
液晶ディスプレイなどとは異なりバックライトがない、紙と同様の反射型表示。長時間見続けても目への負担が少なく、明るい場所での視認性に優れているという特長がある。
視野角はほぼ180°なので、紙のポスターと同様に掲出することが可能で、紙のように見やすい。本体質量は約1.9kgと軽量で、薄型だから設置場所の自由度も高い、というのも特長だ。
表示の書き換え時など、電源接続が必要なとき以外では、一度表示をすれば電源を切っても表示内容をそのまま維持できるため、電源のない場所にも掲出でき、圧倒的な低消費電力を実現する。
※表示の書き換え、オートモードおよび、「e-Signage S」運用の場合は電源接続が必要です。
多様な表示の書き換え方法に対応
『EP-C251』には、表示の書き換え方法がいくつか用意されている。
一つめは、USBメモリーを使用する方法だ。USBメモリーを抜き差しすることで、保存されている画像が書き換えられるので、PCなどの操作に不慣れなユーザーでも安心だ。
二つめは、Windows PC専用のアプリ設定ツールを使用し、PCとUSBケーブルで接続して書き換える方法、三つめは、スマートフォンから書き換える方法だ。スマートフォンを使用する場合には、Bluetooth接続なのでケーブルを用意する必要はない。ただし、スマートフォン専用アプリが必要だ。
さらに、同社が提供するコンテンツ配信・表示システム「e-Signage S」を利用すれば、登録したスケジュールに従った画像の書き換えや表示状態の監視が可能になるので、『EP-C251』を複数、同時に使用する場合には利用したい。
同製品は、カフェの店舗ポスターやメニュー、イベント会場の案内や小売店のセール告知など、さまざまなシーンで活用できる。消費電力0Wの電子ペーパーを使用することで、カーボンニュートラルへの取り組みを、広く告知していただきたい。
主な仕様
型名 | EP-C251 | |
---|---|---|
設置方向※1 | 横置き/縦置き(反時計回り)/水平上向き | |
表示パネル | サイズ | 25.3型(16:9)(対角64.3cm) |
解像度 | 3,200×1,800ドット | |
表示 | カラー | |
画素ピッチ | 水平0.175×垂直0.175(mm) | |
表示画面サイズ | 約560×約315(mm) | |
接続端子※2 | USB端子 | USB Type-C 1系統(データ転送・USBメモリー) USB Type-C 1系統(電源供給用) |
システム | ストレージ | 8GB(フリーエリア3GB) |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac準拠 | |
Bluetooth | 5.0準拠 対応プロファイル:SPP、GAP、GATT | |
設置 | VESA4点留め(ピッチ200×200mm)(ネジM4) | |
電源 | AC 100V、50/60Hz(ACアダプター使用時)、DC 20V | |
周囲条件 | 使用温度範囲 | 本体:0~50℃、ACアダプター:0~35℃ |
書き換え温度範囲※3 | 15~35℃ | |
使用湿度範囲 | 20~80%RH(結露なきこと) | |
外形寸法(W×D×H) | 約596×約31.1×約351.6(mm) | |
質量 | 約1.9kg |
※1 縦置きの回転方向は、横置きを前面から見た時の回転方向。
※2 PCとの接続には市販の上側接続用ケーブルをお使いください。
※3 書き換え温度範囲外で表示画面を書換えると十分な表示品位が確保されません。表示画面を書換える際は、必ず書換え温度範囲内の環境温度で実施してください。
※ 詳細はメーカーサイトにてご確認ください。 https://smj.jp.sharp/bs/eposter/lineup/epc251.html#features