セキュリティ
独自の認証機能でクラウドサービスの安全なID管理を実現
デジタルアーツ
StartIn
掲載日:2023/11/14
業務を効率的に遂行するために、今やクラウドサービスの利用は不可欠と言ってよいだろう。また、多様な働き方に対応するためには、オフィス以外からのアクセスにも対応する必要がある。いずれも、従来の考え方では十分なセキュリティを確保することは難しく、多要素認証をはじめとした「新しい考え方のセキュリティの仕組み」が必要になっている。そこで活用したいのが、増加するIDやパスワードを効率的に管理できるIDaaSだ。
独自の三つの認証機能を搭載
デジタルアーツの『StartIn』は、クラウド型のID管理サービス(IDaaS:IDentity as a Service)だ。
ID/パスワード認証に加えて、スマホ生体認証、ワンタイムパスワード/プッシュ認証、IP制限、クライアント証明書認証など、多要素認証に対応することで、強固なセキュリティを実現している。
さらに、同社独自の三つの認証機能も搭載している。
「位置情報認証」は、クラウドサービスのログイン時の所在地(GPS情報)を認証情報として利用する機能だ。勤務地や居住地以外の場所からのアクセスをブロックすることができる。
「第三者認証」機能は、あらかじめ承認者として設定された上長など「第三者」が、サービスへのアクセスを承認すると認証を許可する仕組みだ。重要情報にアクセスする際などのセキュリティを強化できる。
「定期認証」機能は、定期的に従業員の位置情報を確認し、一定期間ごとにアプリケーションでの認証を促す機能。従業員の位置情報の把握や利用していないクラウドサービスを切断することで、接続セッションの維持とセキュリティ強度の向上を実現する。
これらの複数の認証方式を組み合わせて利用することで、セキュアにクラウドサービスを利用できる環境を構築することが可能になる。
ログの可視化でセキュアに運用
『StartIn』には、ID管理に加えてログ管理をサポートする機能も搭載されている。
同製品を経由した、誰が、いつ、どこで、何をしたのかというアクセスログやID連携ログは永年保管されることに加え、ログの情報を可視化してレポートする機能が搭載されている。
アクティビティレポートでは、ログイン状況やアカウントロック数、位置情報認証における許可位置ごとの認証成功数や失敗数をグラフ化して表示してくれる。
例えば7日以上ログインがないユーザーの表示や、1カ月のサービス利用状況などがひと目でわかるので、退職者アカウントの削除漏れや、利用していないサービスを容易に発見できる。また、クラウドのID・パスワードを一元管理できるので、業務の効率化・省力化を実現できる。
セキュリティと利便性を両立できる本製品。クラウドファースト時代にふさわしいID管理サービスの利用を、ぜひ提案していただきたい。
※ 最新の推奨動作環境についてはメーカーのHPをご確認ください。