『DPA-SS07BK』は、ガススプリング式でシングルタイプのモニターアーム。スタンドを取り外したモニターを取り付けてデスクに固定し、自由に配置できる。スタンドがない分のスペースが空き、デスクまわりを広く使うことが可能だ。

対応するモニターは、VESA規格準拠(75mm×75mm、100mm×100mm)で、17～32インチサイズの製品。耐荷重は約9kgまでなので、大型のモニターを使用する場合は重量も確認しておきたい。特に4K対応の32型モニターには、10kgを超す製品もあるので要注意だ。

アームの可動軸は五つで、可動域は前後が約65mmから約488mm、上下は約25mmから約555mm。さらに左右水平方向に90度に動かせるほか、画面は360度回転、上下垂直方向に各35度のチルトも可能と、自由度が高い。ガススプリング式ゆえ軽い力で操作でき、簡単に視聴位置を調整することが可能。支柱付きなので、高さの調整も容易だ。

デスクへの取り付けには、天板に穴を開けてボルトで固定するグロメット式と、天板を挟んで締めるクランプ式を選択可能。前者はすっきりした印象で、後者は手間が少なく取り外しも容易。環境に合わせて選べるのはありがたいことだ。

モニター取り付け後の可動がスムーズなのが、本製品の特徴だ。ガススプリングの強さを調整することで、好みの上下可動の硬さに調整することができるので、気持ちが良い。

また、アーム部分にはケーブルホルダーを装備。電源やHDMIなどの各種ケーブルをアームに這わせてまとめ、配線まわりをスマートに整理できる。

このように、デスクを広く使うためにモニターアームを使用するメリットは多い。空いたスペースは資料などの置き場にしても良いし、マウスやキーボードを使わないときに待避する場所にしたり、観葉植物などを置いたりするのも良いのではないだろうか。

また、モニターの位置を高くして下にノートPCを置き、デュアルモニター構成にするのも有効だ。ドッキングステーションと組み合わせるなど、お客様にさまざまな提案ができるだろう。