ネットワーク機器
高速通信を実現するマルチギガ対応スイッチ
アライドテレシス
AT-x240-10GHXm
掲載日:2024/01/16
昨今はビジネスやプライベートで、大容量データを取り扱う機会が増えた。高速の無線LAN環境の構築はオフィスだけでなく、工場や文教施設、飲食店や宿泊設備などでも必須のインフラである。特にサービス業では、快適な無線LAN環境の提供が、顧客満足度の向上に不可欠な存在と言えるだろう。高速通信が可能な無線LAN環境を構築するためには、アクセスポイントに加えて、スイッチの高速化も必要になる。
次世代AP接続に最適
アライドテレシスの『AT-x240-10GHXm』は、マルチギガビット(2.5G/5G)のインターフェイスを装備したレイヤー2plusマルチギガビット・インテリジェント・スイッチだ。
全ダウンリンクポートで2.5G/5GBASE-Tをサポートしているので、Cat5eケーブルのまま、配線の入れ替えなしで高速通信を実現できる。ケーブル交換コストを抑えながら高速化が可能になるのは、管理者にとっては嬉しい点だろう。
また、アップリンクにはSFP/SFP+スロットが二つ装備されている。別売りのSFP+モジュールを搭載することで、上位のディストリビューション、コア・スイッチに対して10ギガでの高速・大容量接続を実現可能だ。
さらに、PoE++(IEEE 802.3bt)に対応しているので、1ポートあたり最大90Wの給電が可能。無線LANアクセスポイントやIPカメラ、センサー、LED照明などのIoTデバイスを設置する場合でも電源を用意する必要がない点も、管理者にとって大きなメリットである。
セキュリティ・管理機能も充実
『AT-x240-10GHXm』は、同一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能とするTri-Auth機能など、多彩な認証機能に対応している。これにより、ポート単位での設定が可能になり、高いセキュリティの認証環境を柔軟に実現することができる。
また、Autonomous Management Framework Plus(AMF Plus)に対応しているので、管理運用の「一元化」、「簡素化」、「自律化」による管理・運用に関わるコストの削減が可能だ。
例えば、AMF Plusのネットワークヘルスチェックモニタリング機能は、ネットワーク機器の通信パフォーマンスを含めた機器状況、デバイス同士の接続状況などを把握して視覚化することができるので、セキュリティリスクと障害の予兆検知や早期解決などが可能になる。
万が一の障害時にも、素早く復旧することができる自動復旧や機器一括設定にも対応しているので、迅速な対応が可能だ。
また、AMF PlusのAMFオートリカバリー機能を利用すれば機器の差し替えだけで最新機種への移行(マイグレーション)が容易にできるほか、本シリーズではx230シリーズからの移行(マイグレーション)にも対応している。高速な通信環境やIoTの実現には、同製品の導入を提案していただきたい。
なお、AMF Plusは管理するマスターと管理されるメンバーがあり、本製品は管理対象となるAMF Plusメンバーに対応している。
主な仕様
製品名 | AT-x240-10GHXm | |
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通信速度※1 | 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps※1 | |
ポート | 10/100/1000/2.5G/5GBASE-T (RJ-45コネクター)×8(PoE++-OUT) オートネゴシエーション※2 10M/100M/1000M Full固定設定 MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定 SFP/SFP+スロット×2 RS-232(RJ-45コネクター)×1※3 USBポート(USB 2.0、タイプA(メス))×1※4 |
|
AC電源仕様 | 定格入力電圧 | AC100-240V※5 |
入力電圧範囲 | AC90-264V※5 | |
定格周波数 | 50/60Hz | |
定格入力電流 | 4.3A | |
最大入力電流(実測値)※6 | 3.9A | |
平均消費電力※6 | 160W(最大340W) | |
平均発熱量※6 | 600kJ/h(最大1200kJ/h) | |
外形寸法(W×D×H) | 210×346×42.5mm(突起部含まず) | |
質量 | 2.7kg |
※1 対応SFP/SFP+モジュール装着時
※2 10M/100M/1000M/2.5G/5G Full Duplexでの接続のみサポートしています。
※3 本製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネージメントケーブル「AT-VT-Kit3」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください(AT-VT-Kit3には、別売のUTPケーブルが必要です)。なお、AT-VT-Kit3のUSB使用時の対応OSは、弊社ホームページにてご確認ください。
※4 USB2.0のUSBメモリーをご使用ください。また、ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。
※5 同梱の電源ケーブルはAC100V用です。AC200Vでご使用の場合は、設置業者にご相談ください。
※6 AT-SP10TM×2個 使用時
※仕様詳細はメーカーサイトにてご確認ください。