アイ・オー・データ機器の『LCD-MF224FDB-T2』シリーズは、21.5型にタッチ機能を搭載したワイド液晶ディスプレイだ。

タッチセンサーには静電容量方式を採用。Windows 11、Windows 10で標準サポートされている10点マルチタッチに対応している。

二本指で操作するピンチイン／アウトはもちろん、ピアノのように両手を使った操作も可能なので、受付や注文のインターフェイスとしてだけでなく、教育などの幅広いシーンで活用できる。

静電容量方式タッチセンサーは、従来の抵抗膜方式と比較して、ディスプレイ画面に検出用フィルムが不要だ。センサーがパネルに組み込まれていることで、よりスタイリッシュなデザインを実現する。光学式のように埃などによる誤作動もないので、快適に使用することが可能だ。

ガラス製のタッチモジュールは表面硬度が7Hと硬いので、指による繰り返しのタッチ操作でも傷がつく心配がない。

また、チルト角調整機能が搭載されており、液晶ディスプレイの角度を15°から50°まで、好みの角度に調整することが可能。VESA規格にも対応しているので、用途に応じた設置方法を選択できる。

『LCD-MF224FDB-T2』シリーズは、同社の小型PC「MPC-LVZ2」と、同社オリジナルの内線番号案内アプリ「内線ミレル」を組み合わせることで、無人受付システムを構築することが可能だ。

大手企業などでは、受付の省人化、無人化が進んでいるが、同製品を使用することで、導入コストを抑えながら受付業務の効率化を実現できる。

受付や案内に使用するタッチパネルは、不特定多数のユーザーが触れることになる。新型コロナウイルスの流行により、ウイルス対策に関心が高まっている現在、タッチパネルにも配慮が必要だ。

同製品には、ナノソリューション株式会社のSIAA取得済み光触媒コーティング材「ナノディフェンダーAg＋」を塗布した抗菌モデルが用意されている。飲食店や医療機関だけでなく、「清潔感」が求められるシーンで利用する際には、ぜひおすすめしていただきたいモデルだ。